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第25話 夏休み。

世間は夏休みに突入した。 だが40年男は思う。 夏休みとは 7月20日に通信簿をもらって始まり、 8月31日の夏休みの宿題を追い回して はじめて夏休みと呼ぶのだ。 社会に出てからというもの、 ほとんど夏休みというヤツを体

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第24話 シオンのライヴ。

  8月8日、夕方。 日比谷野音でビールを呑んでいる。 そんな余裕あるのかと 自分で自分につっこみながらも、彼の登場を待っていた。 出版に限らず、表現とはアウトプットの連続である。 その源泉となるエネルギーをインプットし

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第23話 アンヌ隊員。

  月が明けて8月7日、俺は調布の街を汗びっしょりで歩いていた。 今日はヒーロー特集で取り上げる、 松田優作さんと親交があったひし美ゆり子さんの取材だ。 この方、昭和40年男にはこう紹介しよう、 ウルトラセブンに出演して

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第22話 三味線の響き。

焼き豚屋での打ち合わせ通り、 7月29日に自分色に生きるの取材に出かけた。 インタビュアーは編集部員の小笠原だ。 さすがに高校時代の同級生をインタビューするのはつらいので、 ヤツに頼んだのだ。 「やります」 ひとつ返事で

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第21話 雑誌づくり考察。(4)

前述のとおり、根性論が最後の砦だ。 足らない才能や能力を補うのは、 熱だ情熱だとさまざまな形容はできるが、 集約されるのはどれだけの時間を注ぎこめるかである。 ところが、近代ジャパンは一部でこれを否定している。 バブル期

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第20話 雑誌づくり考察。(3)

もうひとつの音楽活動については もうこれは神様に感謝だね(笑)。 中学生のときにエレキギターに出会ったおかげで、 現在に至るまで細々とではあるが 創作活動とライヴ活動を続けている。 曲やライヴをまとめこんでいく感性を 1

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第19話 雑誌づくり考察。(2)

雑誌が大好きで、 書店にはほぼ毎日通い、 十分に吟味しながら買う。 ここで重要だと思っているのが 会社の経費で買わないこと。 本来、当然のことといえば当然だと思うのだが、 あまりそうしない編集長様が多いらしい。 もちろん

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第18話 雑誌づくり考察。(1)

雑誌をつくるエネルギーの源泉は、 とにかく予算と能力である。 まず予算についてだが、我が社は当然少ない。 大手出版社や最近ではテレビ番組なんかでも 予算カットが報じられているが、 そんなのと比にならないほど、少ない。 こ

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第17話 ジュリー。

仮面ライダー(藤岡弘、さん)には救われたものの、 ドリフターズにはフラれた。 このように、すべての企画が立案した通りになるわけでない。 逆に言えば、設計図どおりの本など100%不可能だと思う。 どんな世界もそうだろうけど

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第16話 仮面ライダー vs ウルトラマン 。

藤岡弘、さんの名前は、企画立案時の落書きにも書いてある。 仮面ライダーになりたい。 ドリフターズに入るという壮大な夢を描く前に心に灯った、 短くはかない、だがやはり当時のバカ少年が 真剣に考えた夢である。 かたやウルトラ

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第15話 ドリフターズは欠かせない。(2)

小学生低学年のころに お笑い芸人になるという夢を抱いた。 わりと長くつきあった大きな夢である。 第一希望はドリフターズのメンバーになることで、 5人のチームワークでドタバタな笑いをつくりだすことに本気で憧れ、 始末の悪い

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第14話 ドリフターズは欠かせない。(1)

7月の上旬には、これでいこうという企画をいくつか決定できた。 発売まで3ヶ月の段階でここにいるということが、 世間一般(?)の創刊と比べてどうなのかはわからない。 が、自分が経験してきた創刊史と照らし合わせると格段に早い