ズバリ『昭和40年男』の編集長・北村が、多忙な日々の中で感じたことを同世代へ向け発信。
第26話 3発目の台割。(1)
雑誌づくりの現場でもっとも使われる単語かも知れないな。 「まだできていないの、台割?」 「台割もないのに作業できませんよ」 これは編集長いじめの実用例。 「ちゃんと台割見ろよ、前後もよく考えてさっ」 これはクリエイティブ …
ズバリ『昭和40年男』の編集長・北村が、多忙な日々の中で感じたことを同世代へ向け発信。
雑誌づくりの現場でもっとも使われる単語かも知れないな。 「まだできていないの、台割?」 「台割もないのに作業できませんよ」 これは編集長いじめの実用例。 「ちゃんと台割見ろよ、前後もよく考えてさっ」 これはクリエイティブ …
8月8日、夕方。 日比谷野音でビールを呑んでいる。 そんな余裕あるのかと 自分で自分につっこみながらも、彼の登場を待っていた。 出版に限らず、表現とはアウトプットの連続である。 その源泉となるエネルギーをインプットし …
月が明けて8月7日、俺は調布の街を汗びっしょりで歩いていた。 今日はヒーロー特集で取り上げる、 松田優作さんと親交があったひし美ゆり子さんの取材だ。 この方、昭和40年男にはこう紹介しよう、 ウルトラセブンに出演して …
焼き豚屋での打ち合わせ通り、 7月29日に自分色に生きるの取材に出かけた。 インタビュアーは編集部員の小笠原だ。 さすがに高校時代の同級生をインタビューするのはつらいので、 ヤツに頼んだのだ。 「やります」 ひとつ返事で …
前述のとおり、根性論が最後の砦だ。 足らない才能や能力を補うのは、 熱だ情熱だとさまざまな形容はできるが、 集約されるのはどれだけの時間を注ぎこめるかである。 ところが、近代ジャパンは一部でこれを否定している。 バブル期 …
もうひとつの音楽活動については もうこれは神様に感謝だね(笑)。 中学生のときにエレキギターに出会ったおかげで、 現在に至るまで細々とではあるが 創作活動とライヴ活動を続けている。 曲やライヴをまとめこんでいく感性を 1 …
雑誌が大好きで、 書店にはほぼ毎日通い、 十分に吟味しながら買う。 ここで重要だと思っているのが 会社の経費で買わないこと。 本来、当然のことといえば当然だと思うのだが、 あまりそうしない編集長様が多いらしい。 もちろん …
雑誌をつくるエネルギーの源泉は、 とにかく予算と能力である。 まず予算についてだが、我が社は当然少ない。 大手出版社や最近ではテレビ番組なんかでも 予算カットが報じられているが、 そんなのと比にならないほど、少ない。 こ …
仮面ライダー(藤岡弘、さん)には救われたものの、 ドリフターズにはフラれた。 このように、すべての企画が立案した通りになるわけでない。 逆に言えば、設計図どおりの本など100%不可能だと思う。 どんな世界もそうだろうけど …
藤岡弘、さんの名前は、企画立案時の落書きにも書いてある。 仮面ライダーになりたい。 ドリフターズに入るという壮大な夢を描く前に心に灯った、 短くはかない、だがやはり当時のバカ少年が 真剣に考えた夢である。 かたやウルトラ …
小学生低学年のころに お笑い芸人になるという夢を抱いた。 わりと長くつきあった大きな夢である。 第一希望はドリフターズのメンバーになることで、 5人のチームワークでドタバタな笑いをつくりだすことに本気で憧れ、 始末の悪い …
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