月: 2009年10月
第29話 専門誌と一般誌。(2)
今回の闘いは 広く一般的な“何か”を求めている同世代のために その“何か”をセンスよく的確にチョイスして、 有益な情報に加工しなければならない。 これは本当に大変だけど実におもしろい。 でもね、ここでちょっと問題がある。 …
第28話 専門誌と一般誌。(1)
これまでバイク雑誌をたくさんと 音楽雑誌ひとつを立ち上げてきた。 双方ともいうなれば専門誌ということになる。 たとえばバイク雑誌は 書店の立派なコーナーで バイク好きな人が来てくれるのを待ち、 その人にとって欲しい情報が …
第27話 3発目の台割。(2)
この段階では、 タイトルの候補とか企画の雰囲気とか キーワードもメモ書きしていくのが、俺流のやり方だ。 今回はこのブログにお付き合いいただいている 心優しき皆様のために この俺の才能(そんなのないだろが)が すべて詰まっ …
第26話 3発目の台割。(1)
雑誌づくりの現場でもっとも使われる単語かも知れないな。 「まだできていないの、台割?」 「台割もないのに作業できませんよ」 これは編集長いじめの実用例。 「ちゃんと台割見ろよ、前後もよく考えてさっ」 これはクリエイティブ …
昭和40年代男2人でカラオケボックス!
「ウイスキーの企画で撮影するんですが、 現場でちょっとしたアドバイスいただけませんか」と私。 「別にいいけど、いつ、どこで?」と学生時代の先輩。 「エ〜、急ですが…、明日ご自宅なんて、どお?」 「明日やるのはかまわないけ …
第24話 シオンのライヴ。
8月8日、夕方。 日比谷野音でビールを呑んでいる。 そんな余裕あるのかと 自分で自分につっこみながらも、彼の登場を待っていた。 出版に限らず、表現とはアウトプットの連続である。 その源泉となるエネルギーをインプットし …
第23話 アンヌ隊員。
月が明けて8月7日、俺は調布の街を汗びっしょりで歩いていた。 今日はヒーロー特集で取り上げる、 松田優作さんと親交があったひし美ゆり子さんの取材だ。 この方、昭和40年男にはこう紹介しよう、 ウルトラセブンに出演して …
つまみを作ろう。(6)
さて、件のネコ(番長と呼ばれている)は しばらくは向こうの部屋でおとなしくしていて、 とくに何の問題もなかったが、 やがて美味しいにおいに引き寄せられたのか 厨房へとやってきた。 「来た!」 「番長!」 「気を付けて …
第22話 三味線の響き。
焼き豚屋での打ち合わせ通り、 7月29日に自分色に生きるの取材に出かけた。 インタビュアーは編集部員の小笠原だ。 さすがに高校時代の同級生をインタビューするのはつらいので、 ヤツに頼んだのだ。 「やります」 ひとつ返事で …
つまみを作ろう。(5)
こうして迎えたロケ当日。 編集長の自宅に向かいながら、 編集長夫婦からレクチャーを受ける。 「ネコは無視してれば大丈夫だから」 「相手をすると返ってフーッってなるから」 「長そでのほうがいいかも(って今言われても…) …