【S40News!】BMWが新3シリーズを国内導入。


BMWは、3シリーズセダンを約7年ぶりにフルモデルチェンジし、全国のBMW正規ディーラーで1月30日より『BMW 328i』の販売を開始した。『BMW 328i』を皮切りに、春には『BMW 320i』が、さらに秋には、フルハイブリッドの『BMW ActiveHybrid 3』が導入されるという。

BMWの3シリーズは、1975年の登場以来、プレミアムコンパクトスポーツセダンとして高い人気を誇るモデルだ。今回で第6世代目となるニューBMW 3 シリーズは、新世代エンジンや、より高い俊敏性や走行安定性を目指したシャシー設計によって、よりスポーティでありながら高効率、かつ、走行快適性も大幅に改善されているという。

外観では、ヘッドライトをより低い位置に配置し、キドニーグリルをワイドにしたことによって低く構えた印象。ヘッドライトがキドニーグリルに入り込むようなデザインでグリルに立体感が与えられている。リヤトレッドは3cm以上拡大され、走行安定性だけでなく見た目の安定感も向上している。

今回発売された『BMW 328i』は2L直列4気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力は245ps/5,000rpm、最大トルク35.6kgm/1,250-4,800rpmを発生する。ツインスクロールターボチャージャー、高精度ダイレクトインジェクション、ダブルVANOS、そしてバルブトロニックなどの組み合わせにより、低回転から広い回転域で最大トルクを発生させることができる。前モデルより最高出力で13%、最大トルクで30%の性能向上が図られた。

一方で燃費性能についても配慮されており、8速AT、エンジンオートスタート/ストップ機能、ブレーキエネルギー回生システム、電動パワステの組み合わせることで、燃費は24%向上し10-15モードで15.6km/lとなっている(JC08モードでの燃料消費率は15.2km/l)。標準装備となるドライビングパフォーマンスコントロールには、ECO PROモードが設定され、エンジンレスポンスやシフトタイミングの最適化に加え、エアコン等の作動も効率的に制御し燃料消費を抑制する。さらに省燃費走行のヒントや、効率向上によって延長した走行距離といった情報をディスプレイやメーターパネル内に表示し、ドライビングを楽しみながら燃費を向上させるという。

ニューBMW 3 シリーズは、新設計のサスペンションを搭載し、アーム類の剛性を高め、かつ、ジョイント部のフリクション低減等を行っている。これに加えて、約50:50の理想的な前後重量配分、後輪駆動の駆動方式により、BMW特有のスポーティで俊敏なハンドリング性能を実現すると共に、走行快適性も向上させている。価格は570万円。

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