ペンタックスリコーイメージングは、縦位置での撮影を軽快に行なえる新操作系を備えたコンパクトデジタルカメラ『PENTAX Optio VS20』を2月16日に発売する。
本製品は、有効約1,600万画素を持つ1/2.33型CCDに、35mm判換算で約28〜560mm相当の光学20倍の超高倍率ズームレンズ(F3.1〜4.8)を組み合わせたコンデジ。大きな特徴は、縦位置撮影時にカメラをしっかりと構えることができ、安定した姿勢で撮影を行なうための縦撮り専用のシャッターボタンやズームレバーなどを新たに搭載し、利便性を高めている点。一部の一眼レフカメラなどに装備される縦位置の操作系は、使ってみると非常に便利なもので、とくにポートレート写真では大活躍するはず。これをコンデジに採用するというのは面白い発想だ。
また、手ブレ補正などもしっかり装備しており、最新コンデジとしてぬかりはない。暗い場所でもぶれやノイズを抑えた撮影ができる“手持ち夜景”モードも新たに採用しており、日常のスナップから旅行、スポーツ観戦など、幅広いシーンを1台でこなすという目的に沿ったつくりとなっている。背面の大型(3.0型)液晶モニターなど、基本性能も充実している。価格はオープンで、店頭では2万円台後半の見込み。