タミヤは1/10スケールの電動RCカー『トヨタ セリカLBターボ Gr.5(TT-01シャーシ TYPE-E)』を2月11日(土)に発売する。価格は1万3,440円。
セリカLBターボは、初代セリカ(ダルマセリカね)の2000GTリフトバックをベースにシュニッツァーによって開発されたグループ5、通称シルエットフォーミュラに参戦していたレーシングカーである。1970年代にドイツレーシングカー選手権(DRM)のディビジョン1に参戦し、2度の完走とノンチャンピオンシップレースで優勝し、日本でもシルエットカーレースに参戦した。
本モデルはこれを再現した電動RCモデルだが、実はかつてタミヤがラインナップしていたブラックカウンタック競技用スペシャルの姉妹モデルとして、1978年に同じシャーシで販売されていたことがある。競技用スペシャルとは、スポンジタイヤや大型モーターを採用するなど競技用としてスペック強化が施されたシリーズで、当時としてはRS-540Sモーターを標準装備する憧れのシリーズであった。このセリカの他にもブラックカウンタックLP500S、リジェJS9マトラ(F1)、ウイリアムズFW-07(F1)、JPSロータス79(F1)、ゴルフレーシングGr.2、ルノー5ターボ、ホンダF-2(F2)、ブラバムBT50(F1)などが存在していた。ご記憶の方も多いのではないだろうか。
本モデルは当時のシャーシではなく、シャフトドライブ4WDのTT-01 TYPE-Eシャーシとなっており、正確には復刻版とはいえないが、その存在を懐かしく思うファンにとってはたまらない一台だろう。