フィンガー5から受けた影響 〜大編集後記。

まだまだ続く大編集後記ですな。毎度毎度、奇数月の中旬はやかましい僕だ。だってね、なんど作ってもかわいいのはやっぱり分身なのだよ。心血注いで、ない知恵絞って、体力だけは負けないからガンガン注ぎ込んで出来上がった一冊をナデナデしながら過ごす日々なのさ。そうそう、噂の昭和45年女/1970年女の作業もまさに佳境で、少しずつ原稿が手から離れていく段階まで追い込んだ。ついにっ、やっとこさっ、とうとうっ、女性版が世に放たれるまでもうあとわずかである。順調でない部分ももちろんあるが創刊なんだから仕方なしだ。さて僕はこの戦いにケリをつけることができのだろうか。

 

いやいや大編集後記だった。昨日まで巻頭特集の内容でつぶやいてきたが、今日よりは創刊号から一度も外れたことがないタイトルの “夢、あふれていた俺たちの時代” からつぶやかせていただく。そうか、12年にもわたっておんなじことやってるんだな(笑)。

 

昭和の一年を切り取って、あっちこっちへと時間の旅に出るこの特集は、今回昭和48年を切り取った。小2に上がった頃だから、記憶の曖昧な部分とすげえしっかりと残っていることの差異が大きい。少しだけ完全なる子供からの脱却を試み始めた気がする。ガキから男へと変身したくなったけど、どう転んでもガキという頃だ。そんな時、同世代とまでは言わないが明らかにまだ子供に感じた晃と妙子がメインで歌い、3人の大人たちをバックに従えているかのような姿がブラウン管めいっぱいに動き回り、憧れて背伸びして夢を見た僕だった。スーパーアイドルは小学2年生のガキには新鮮すぎる印象だけでなく、明日への “なにか” を植え付けてくれたのだ。ウンウン、それこそ元気と夢だな。

 

じゃあ、メンバーの中で誰にアイドルを感じたかと言えば、僕は断然真ん中の正男だった。明るく元気で、長男次男ほど落ち着いていない感じが好きだった。晃と妙子には変な話、ライバル心を燃やした僕だったから断然そうだった。時は流れて大人になるってことはこういうことなのだ。ぬぁんとそのスーパーアイドルと酒を酌み交わす日が来るとはなんたることだろう。2018年の写真で、今見ると「くっつきすぎだって」と突っ込みたくなる写真だ。ウンウン、そんな日が早く戻るといいな。

 

さて皆さんにとってフィンガー5のベストソングな曲はなんでしょう。いつも悩むけど僕はやっぱり「個人授業」かなあ。

 

この扉ページで始まる昭和48年の旅をぜひ楽しんでいただきたい。残念ながら記事中で彼らは取り上げていないが、この写真だけでも十分にあの勢いにあふれた曲たちがよみがるはずだ。ぜひっ!!

 

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