富士フイルムは、レンズ一体型のデジタルカメラ『FinePix HS30EXR』を、2月11日より発売する。
これは『FinePix HS20EXR』の後続機にあたるモデルで、前作と同様、広角24mmから超望遠720mmまでの光学式30倍マニュアルズームレンズ(F2.8〜5.6)を搭載しているのがウリだ。今回は画像処理を行なうという超解像技術によって、60倍まで高画質撮影が可能だというからスゴイ。一方、1cmまでのスーパーマクロ撮影も可能で、幅広い撮影をこなすマルチさが最大の特徴といえそうだ。
撮影素子には、同社独自のEXR技術を採用した『EXR CMOSセンサー』をさらに進化させ、高感度撮影時(ISO3200以上)に発生しやすいノイズを、従来モデル(FinePix HS20EXR)に比べ約30%低減しているという。これによって、暗い時間帯の撮影などでも隅々までシャープで超高画質な撮影画像が得られるとしている。
また、1,600万画素のフル画素で最大約8コマ/秒、800万画素なら約11コマ/秒の高速連写も可能。さらに顔検出機能『顔キレイナビ』や、一度ピントを合わせれば動いている被写体が横や下を向いても顔にピントを合わせたまま撮影できる『顔追尾オートフォーカス(AF)』なども搭載し、子供など動きの多い被写体や、スポーツの撮影時にもキレイに撮影することができる。液晶は上下方向に動く3型マルチアングル液晶で、電源は専用バッテリーパックを使用する。本体サイズは130.6×96.6×126mm、重さは約687g。
コダックと対照的に好業績を叩き出す同社が攻勢をかけるデジタルカメラ市場において、本モデルが今後どのような評価を得るか。注目だ。
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