公開番組観覧の誘惑 〜大編集後記。

 

今日も元気に最新号のご紹介となる大編集後記をつぶやくぞ。幾度となく我想う、元気なつぶやきとはなんぞや?

 

今回の特集で取り上げたイベントで、僕が実体験できたものはほとんど…というか、2つしかない。ひとつは先日もつぶやいた上野動物園のパンダだが、ヤツらは全く動かず背中を向けているだけだったから感動はなかった。が、もうひとつの体験はえらく感動した。

 

序章の東京オリンピックに始まり、3つの章立てを施した。その最終章は “リアルで感じた興奮の世界” とグループして甲子園、モナリザ、そして “公開番組観覧の誘惑” と続く。これだっ、これだよ。パンダ以外に僕が体感できたのは。僕の育った家は区民会館がすぐ近くで、ごく稀にそのチャンスが回ってきたりハガキで申し込んだりして出かけた記憶がある。といっても、現在に至って番組名まで覚えているのはゼロなのが悲しい。強く記憶しているのは、始まる前に舞台袖からの合図で拍手を打つ練習をしたことだ。「そうなんだ」と、子供心にテレビってのは異次元なんだなあと思った。

 

そして唯一、記憶している公開番組が『8時だョ! 全員集合』だ。記憶が曖昧な部分も多くあるが、それはまだ志村さんの加入前だから、おそらく小1か小2のことだっただろう。場所が日劇だった気がするのも曖昧ながら記憶しているのは、親父から「日劇ってのはな」と説明を受けた気がするからだ。いつも観ていたテレビでなくライブだったことと、周囲の方々が大声でドッカンドッカン笑うのにつられてすげー笑った。そしてセットが動くのを原寸大で見た感動が強く記憶されている。もしかしたら僕がドリフターズの一員になると、叶わぬ夢を描いたのはこの日だったのかもしれない。志村さん加入時に「長さん、それ大失敗だよ。ここにもっとすげー天才少年がいるよ」と悔しがったことが何度もフラッシュバックする僕で、タイミング的には合点が行くじゃないか(笑)。

 

それまで長さんを軽視していた。なんでリーダーなんたろう。加藤さんの方が圧倒的におもしろいから、リーダーが茶さんならもっとすげードリフになるじゃんと思っていたバカなガキだったが、この日を境に見る目が変わった。あのエネルギーに満ちた舞台のど真ん中にいるのが長さんなんだって感動したからだ。帰り道の清々しい気持ちとセットで強く記憶されている。今回の特集を前にして、唯一胸を張れる部分である、えっへん。それにしても、紅白歌合戦から始まった公開番組の数々の体験者を、よくぞ集めたものである、えっへん。

 

な〜んて記憶が皆さんにもきっとあるのではないか? 刺激して明日への元気にしていただきたい。ぜひっ!!

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