第60回勝田全国マラソン大会。

大会事務局からゼッケンが届いた。ふーっ、またあの苦しいレースの日がやってくるのね。今日からちょうど2週間後の日曜日に、僕は42.195kmの旅に出る。去年は年末年始の酒に絡んだケガに泣かされ、惨憺たる結果だった。今年はケガもなく順調な仕上がりを…、見せるわけはなく、ケガをしなくても練習不足は変わらないのである。だが今年はプラス材料がある。1年を通じて東海道徒歩の旅をしているのはじっくり練習しているようなもので、しかもレース直前の今週末から3日間の旅に出る。これは大きい。僕くらいのスピードでは、心肺よりも足腰がもつかが鍵なのだ。70Km前後の距離の刺激を、レース直前に足に入れられる。予定では土曜から月曜日までなので、中5日じっくりと足を休めてやり、どかんと爆発させて自己ベストの4時間1分に挑む。

ものすごくつらい距離だけど、走りきった時の気分は最高で、それを知っているから毎年エントリーを続けている。シンプルに自分の体力だけを使うことが気持ちよく、フルマラソンを知っている人生でよかったと大げさじゃなく思っているほどだ。タメ年たちに強力レコメンドしたい。50歳が見えてきた人生に、大きな勲章をかけてやろうじゃないか。年も明けたばかりだし、来年に向けて1年じっくりと体をつくれば、必ず完走できる。その瞬間に得るものはとてつもなく大きいことは僕が保証しますよ。僕のような職種で練習なんてまともに出来ない人間ながら、日常に意識があるだけで完走できるのだから、走ったことのない皆さんが思っているほど高いハードルじゃない。金がほとんどかからない趣味で、練習場所も選ばないのもハードルが低いよね。どうだい、乗らないか?

誌面での呼びかけに、今回の大会にエントリーしてくださった皆さん。そろそろ編集部まで連絡ください。出来ればスタート前に写真を撮りたい。それと皆さんの結果や写真を編集部に送ってほしい。小さなスペースですが、次号でページをつくる予定にしているから、協力願います。ご近所の昭和40年男は、ぜひ沿道で声援を送りましょう(笑)。

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