11日発売の『昭和40年男』の最終チェック作業が続いている。ゴールデンウィーク進行という、年末進行と並び僕を震わせている現在だ。本当なら今日は、緊急事態が宣言された東京ウォッチを決め込みたいところだが、がまんがまんで大人しく作業である。ちなみに今朝の通勤電車も、日曜にしては多いかなと思われた。うーむ、小池都知事や菅総理の言葉が響いてないな。まあ、がまんの限界というところもある。
さてさて今日のつぶやきだ。一昨年の9月にこのビジュアルの表紙で打ち込んだ特集は、昭和40年生まれの僕からのメッセージでもあった。正直、成績はあまりよろしくない (苦)。出す前の編集会議でも厳しいのではとの意見は交わされたが、僕は振り切って断行した。決して売れない本を作ろうとしたわけでないものの、予想していたのも正直な気持ちだ。が、こうしたメッセージを発していかないと雑誌は枯れていくと思っている。そもそも、僕が本気でやりたい特集は成績不良が多い (笑)。
こいつを作った一昨年よりも、当然のことながらカウントダウンは進行した。月日の流れがこんなにも早いのだから、60歳を迎える日なんざ目の前と言っていいだろう。だってね、『昭和40年男』の創刊からもう12年目だよ。55歳の現在からあと4年ちょっとで迎える還暦までの日数を数えてみると、今日を入れて1,599日しかない。約223週間しかない。これはいよいよと感じられるじゃないか。もうひとつ、重大なことも数えてみた。『昭和40年男』はその日まであと何冊出すのだ。25冊しかない。今目の前で戦っているのが、vol.67だからvol.91で迎えることになる。ヒェーッ、本当にあっちゅうまである。これまで積み重ねてきた66冊だって、振り返ればあっちゅうまなのにその約1/3程度しかないのである。
しつこい僕だから発行を続けていることは間違いない。オワコンとインテリジェントな方々が呼ぶ紙の世界だが、僕はそんなのま〜ったく気にしていない。僕は紙を作っているわけじゃない。我々はコンテンツを作っているのである。その修行とも言える仕事を日夜続けていくなかで、紙の表現に磨きをかけつつデジタルやSNS活用だったり、イベントや集会といった悪巧みを繰り返す。総合コンテンツメーカーな訳で、紙はそのシンボリックな存在でさえあればいい。時代の流れが加速して、還暦を迎えた時に現在の1/10の部数に下がっていたとしても僕は発行を続けるだろう。凹んだ分はデジタルとリアルが補填してくれるから、僕らコンテンツメーカーはイキイキと生きている。本当の問題は、いよいよ死ぬヤツが増えてくる年齢になった時だが、なーにどっこい下の世代へとビジネスを展開しているのだからこれも心配なしだ。現在10号目が奮闘している『昭和50年男』に加え、鋭意製作中の『昭和45年女 (仮)』。これらに続き、『昭和55年女』『昭和60年男』と、本気でその展開を狙っている僕だ、ヘッヘッヘ。これを還暦までに達成することをビジネス的な目標にしよう。
人生とは、心技体を磨けと自分に課している。清らかでふくよかなる心を目指す。技は仕事だと捉えているから上記に加え、現在取り組んでいるバイクと音楽事業も手を緩めなければよしだ。実は新しいことも思いついちゃったりしているから怖い…。体はそのまんま体力ということになる。健康維持と運動になるわけで、本気で目標を設定しなければならぬと1,599日という数字で思ったところだ。締め切りが終わったら、早速これに取り組むことにしよう。さあさあ、お仕事お仕事!! ともかく、皆さんとともにこれより本気の合言葉ですな。還暦上等っ!!