【S40News!】ライカ「V-LUX3」が目指すものとは?

ライカカメラジャパンは、光学24倍ズームレンズを搭載したレンズ一体型デジタルカメラ『V-LUX3』を本日1月13日に発売する。

2011年9月発売されたパナソニックLUMIX DMC-FZ150のOEM品と見られるレンズ一体型高倍率ズーム機で、スペックなどを比較するとほぼ同性能の製品と推測される。ただし、カラー処理の設定変更などによって色味などがライカオリジナルになっているのかどうか気になる所。

もともと人気の高かったコンパクトデジタルカメラ市場は、年々画質が向上しつつも低価格化が進んで大きなマーケットを形成している。また、ミラーレス一眼と呼ばれるレンズ交換式コンパクトデジカメの登場によって、携帯性を高めながらも高品位な撮影を楽しめるカメラが登場。昨年9月にはニコンがこのミラーレス市場に参入し、いよいよ過熱するカテゴリになりつつある。一方で、キヤノンのEOS KISSのように一眼レフカメラも小型化しており、システムによるカテゴリの境目がなくなりつつある。

こうした環境のなかで、本製品のようなレンズ一体型高倍率ズームカメラが携帯性、撮影の楽しみという点でコンデジに劣るという点は否めない。一方で画質の部分では一眼レフが優位だろう。では、どのようなニーズに応えようとしているのか。とくにこのライカ『V-LUX3』をはじめとする高級ブランドがどんな付加価値を提供しようとしているのか。マーケットの評価が多いに気になる所だ。本製品の価格はオープン。直営店での価格は9万8,700円となっている。

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