山手線の新駅に期待!?

新年から様々なニュースが飛び込んでくるが、いきなりのユーロ98円は驚愕だった。楽しく呑みながら眺めていたテレビの速報で知らされ、新年早々嫌な気分になった。経済の先生方の予想でも、ほとんどがふた桁になっていたし、僕らの密接な付き合いであるバイクメーカーにとっては今年も厳しく逆風が吹くようだ。スズキの鈴木修会長の昨日のコメントも、いわゆる六重苦に言及していたけど、今のバタバタ政治ではそこまで手が追いつかないといった印象を受けてしまう。外交も含めて機能停止状態が長く続いている現状を早くなんとかしてほしいところに、またまた解散なんて文字が踊っているのだから、ビジネス現場のこっちは困惑するばかりだ。

新年から嫌な話が多いが、今日の朝刊一面にいい記事を見つけた。山手線に新駅が出来る。記事で知ったのは、前に出来た新駅が1971年でなんと西日暮里とのこと。僕の実家からは徒歩圏で、慣れ親しんだ駅がそうだったのですかとなんとも不思議な気分だ。6歳のころだから記憶の片隅にあっても良さそうなものだが、まったく知らなかった。確かに日暮里に対して西を付けただけの駅名に、なるほどなと頷いていた僕だ。って、西日暮里はまったく関係ない話でしたね。

新駅構想は品川と田町の間とのことだから、高い経済効果が期待される。羽田空港からアクセスがよく、新幹線が止まるようになった品川からも便利で、決定すればビジネスマン需要を見込んだ開発がなされ、ますます東京が便利になることだろう。ネガティブ要素は、今年から大型オフィスビルの開業が多いらしく、需要と供給のバランスが崩れていくことが予想されている点だ。新駅がビジネスシーンにとってプラスに働くかどうかは、日本全体のビジネスが活性化することに尽きる。そこには、今回のユーロ問題や様々な要素が大きく立ちはだかっていて、すべてを政治だけでブレイクスルーできるわけでないが、せめて努力の姿勢を打ち出してほしい。我々に期待感を持たせることは、政治の重要な役割であるはずだ。

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