足爪のトラブルを解消しようの巻

以前、爪は健康のバロメータ?の巻でも一度お話しした「爪」の健康について、キョンキョンこと小泉今日子さんが表紙の『昭和40年男』最新号(Vol.66)の連載・健康講座で詳しく取り上げてみました。直接、命に関わるわけではないからと、放置してしまいがちな爪の病気や不調。結構我慢している人も多いのではないでしょうか。陥入爪や爪水虫など、爪のトラブルのほとんどは足爪と言われていますが、巻き爪などは悪化すると、靴を履いて歩くのも苦痛になるという人も。そんなお悩みがあるという方はぜひ、いま一度「健康講座」をじっくりと読み返してみてください。

 

パート1では “「爪の状態を見れば健康状態がわかる」は間違いなのか。” と題して、「縦や横に縞状の凹凸ができている」「爪半月の部分が少ない」「爪が匙状に反り返っている」などについて、推測される問題点などを表にしています。体調事態に自覚症状がなくても、やはり気になるもの…さてその所見はいかに。

縦や横に縞状の凹凸ができている場合

体調不良や栄養不足が原因?と言われますが、これらは単純に加齢によって起こることが多く特に問題はないとのこと。横縞は爪を生み出す爪母の部分を傷めることにによって凹凸ができる可能性があるので、軟膏を塗り、あまり爪に触らないようにするのがよいそうです。

爪が割れやすい

一説には、過労やストレス、カルシウム不足が原因と言われることもある割れ爪。指先の酷使や糖尿病の影響もあるそうですが、意外にも最も多いのが乾燥によるものだそうです。縦割れを起こしている場合は爪母に炎症を起こしている可能性もあるそうで、その場合はステロイド剤の塗布が有効。

爪半月の部分が少ない

血液の循環と関係があるとされる爪半月。大きいほど血のめぐりがよく、爪半月がないのは血行不良が原因とも言われますが、実際は甘皮の位置よって皮膚に隠れている部分もあるので見た目の大きさの違いはあまり問題はないとのこと。

爪が匙(さじ)状に反りかえっている

「スプーンネイル」と言われる症状は鉄分不足による重度の貧血の可能性があると言われますが、単に鉄分不足だけとは限らず、甲状腺の異常などでも貧血は起きるので、さまざまな理由が考えられるそう。いずれにしてもひどい場合は病気のサインかもしれませんので注意が必要です。

指先が撥(ばち)状に肥大し爪の先端が丸くなっている

肺気腫や肺がんなどの肺疾患、動脈瘤などの影響と言われますが、実際にそういった疾患を疑った方がいい心配な症状のひとつです。こうした症状があるならば、特に自覚症状がなくても、内科などで肺や心臓の検査を受けるべきだそうです。

上記のようないくつかの「よくある」症状も、気にしなくてもいいと言われるものから、すぐに検査をした方がいいと言われるものまでさまざまです。とにかく爪の外見だけで病気を判断することは現実的ではないので、不安があれば必ず医療機関で受診してください。

パート2では「扁平足が引き起こす巻き爪・陥入爪」について、矯正方法や治療方法をご紹介しています。外科的な手術を行うか、ワイヤーなどで矯正するか? 症状は人によってさまざまですから、どういった治療法がいいかというのはそれも人ぞれぞれ。外反母趾や扁平足が原因の場合が多く、根本的にそれらを治さないかぎりは、局所的に爪だけを治療してもしばらく経つとぶり返してしまうことが多々あるそうです。併せて、扁平足を矯正するインソール(オーダーメイドは結構高価ですが)を使用するなどのアプローチも考えなければなりません。足の骨格を治すというのは簡単なことではありませんから、矯正インソールなどを使ってうまくつき合っていくことをおすすめしています。

長年水虫に悩んでいませんか

パート3では「水虫は足の皮膚だけではない」として、完治に時間がかかると言われている爪水虫について述べています。爪水虫と間違えやすいその他の病気もいくつかあるので、必ず薬は自己判断だけで塗ったりせずに、専門医に診てもらって、処方してもらった薬を塗布、服用するようにしましょう。そしてまず気をつけたいのが薬の塗り方。水虫は薬の塗り方がまずいといつまでも治らないそうですよ。

・塗る薬の量が少ない(ちまちまと塗っている)
・薬を塗る範囲が狭い(症状がある部分にしか塗らない) 
・ちょっとよくなったら薬をすぐに止める

上記の3つに心当たりがある人は、なかなか治りにくい人ということになりますので、もし自分が今、水虫・爪水虫の治療中という方は、この薬の塗り方にならないように気をつけてください。

手や足の爪には病気のサインも隠れていますが、爪自体が皮膚を傷めたりして歩行困難をきたしてしまうこともあり、うまくつき合っていかなければいけないパーツでもあります。ぜひ『昭和40年男』Vol.66の連載・健康講座をご覧下さい!

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