最新号のご紹介つぶやき、大編集後記を続けさせていただこう。今回の特集「俺たちをゾクゾクさせた カッコいい女たち」は6つのセクションで作った。キョンキョンで始まり、昨日つぶやいた秋吉久美子さんから始まる「魅惑とエッジの女」では、そのパートタイトルにふさわしい5人の女のインタビューで構成している。続けてオノ・ヨーコがトップバッターを努める「伝説の女」がPART3で、これに続くのが今日のビジュアルページの白木葉子からスタートするPART4の「フィクションの女」だ。
同世代諸氏は『あしたのジョー』の連載をリアルタイムで楽しんだわけでないだろう。先輩方から力石の葬式などの社会現象を伝授いただいたというところでないか。だが、再放送で知り原作を単行本で後追いして、アニメ『あしたのジョー2』はブラウン管にかじりついて観たはずだ。オープニングテーマは随分と洗練され、エンディングテーマの『MIDNIGHT BLUES』にちょっぴり大人を感じたりした。
乾物屋の紀ちゃんと白木葉子というまるでタイプは異なるものの、顔ほぼ一緒(!!) の2人を配したことで『あしたのジョー』は不朽の名作となり、俺たちは愛を学んだのだ。ありがとう、梶原一騎先生である。ホセ・メンドーサとの決戦を前にしたジョーへの葉子からの告白は、そのシーンが鮮やかによみがえり今でも胸をジーンとさせる。と、このセリフが文中にあるからみなさんも僕同様に楽しんでちょうだい(笑)。
4ページで綴った白木葉子に続いて、このセクションでは当然ながら峰不二子の登場でいっ。さらにマンガの世界のカッコいい女たちも登場させているから、このセクションでもっともカッコいい女は誰だろうなんて楽しみ方がいいぞ。ぜひ真剣に悩んでみよう。ともかく、呑みに行けない日々の退屈な時間を『昭和40年男』は十二分に埋めてくれるはずだ。さあ、書店へと走れっ!!
MIDNIGHT BLUESは後期のオープニング曲でした。
エンディングは「果てしなき闇の彼方に」です。こっちも2バージョンあって、エレピが美しい後期のほうが好きでしたね。