おはこんばんちはです!
今回は「S40ニュース!」「S50ニュース!」ドッチーモ的にお送りします。
根性や情念が幅を利かせていた硬派な ’70年代から、ポップで軽チャ―、ナンパなノリへと時代が大きくスイッチした’80年代。電子テクノロジーの進化を背景に、音楽シーンも飛躍的な成熟を見せ、ディスコ、ニューエイジ、シティポップ、テクノポップ、ニューウェイブ、ハードコアパンク、ヒップホップなどなど、新たなジャンルが次々と登場することになります。
時を同じくして、従来は子供のものとされていたアニメも、10代のヤングをターゲットにした作品が当たり前に作られるようになり、いわゆるアニメファン、オタク層が確立。それに伴い、アニメソングも豊饒な音楽シーンを反映して百花繚乱、混沌と隆盛を極めていきます。
…と、そんなワクワクの ’80年代に特化した、アニメソングのディスクガイドがリリース!
『アニメディスクガイド 80’s レコード針の音が聴こえる』と題し、河出書房新社より来週、2021年 3月15日(月) に発売されます。
『超時空要塞マクロス』『風の谷のナウシカ』『うる星やつら』といった定番の人気アニメはもちろん、OVAやマニアックなマイナー作、イメージアルバムなどのレア盤もフォローし、200以上に及ぶエッジの効いたタイトルをセレクト。
バンドマンやDJも含む10名以上の多彩な執筆陣が、音楽的な視点と独自の解釈で各タイトルを紹介し、80’sアニソンをより楽しめる様々なトピックスのコラム&ミニコラムもたっぷり収録されています。
ちなみに執筆陣には、『昭和40年男』本誌の連載「謎の円盤POP」で毎号テーマに沿った誌上DJを展開、『昭和50年男』にも度々登場の DJフクタケ氏や、ズバリ1965年生まれのタメ年で『昭和40年男』vol.45 の「荒海に生きるタメ年男。」インタビューに登場してくれた、放送作家の 鮫肌文殊氏も参加されてます。『昭和40年男』&『昭和50年男』の読者ならば、きっとスンナリ馴染めることでしょう。
個人的には『オヨネコぶーにゃん』(原作の初期タイトルは『しあわせさん』) の ゆでたたまご&うずら師弟を思わせる?木村耕太郎氏による表紙イラストもイイですね~!って感じでス。
…てなコトで、詳しい内容は例によってこの後の引用部分をご覧ください!
なお、本書発売記念イベントとして、著者・MOBSPROOFのメンバー&執筆陣によるトーク&サイン会 「アニソン徹底放談 〜自爆、誘爆、ご用心」も、3月21日(日) にタワーレコード梅田大阪マルビル店で開催されるとのこと。
参加方法など詳細は下記のページをご参照くださいませマセ~。
https://tower.jp/store/event/2021/03/038001
(昭和40/50年男 “Web担当A”)
[以下、河出書房新社 公式ページ より]
アニメディスクガイド 80’s レコード針の音が聴こえる
MOBSPROOF編集部 編
単行本 A5 ● 280ページ
ISBN: 978-4-309-29129-1 ● Cコード:0073
発売日: 2021.03.15(予定)
予価 2,640円(本体2,400円)
■この本の内容
アイドル、ロックバンドの起用、イメージアルバムや漫画家、声優によるレコードなど、混沌と隆盛を極めた80年代アニメ関連ヴァイナル200タイトル以上を紹介するディスクガイド。
「ターンテーブルから今日もレコード針の音が聴こえる!!」
百花繚乱を極めた80年代のアニメディスクの世界へ!
音楽が社会に対するカウンターカルチャーたり得た80年代。
音楽シーンは飛躍的に成熟し、ディスコやニューエイジ、シティポップ、ニューウェイヴ、ハードコアパンク、ヒップホップなど様々なジャンルの音楽が隆盛を極め、社会現象としてのバンドブームやアイドルブーム、MTVの放送開始、さらにヤンキー文化、ファンシー文化、ホラー (スプラッター成分多め) などもミックスされ、現在に繋がる音楽の革命が次々と起きた。
アニメの音楽も同じように大きな変化を見せ、多くの作品でアイドルやロックバンドが起用されるようになる。
さらにマンガや小説のイメージアルバム、アレンジアルバムや漫画家や声優によるレコードなど様々なアルバムやシングルがリリースされた。
本書では、『超時空要塞マクロス』『風の谷のナウシカ』『うる星やつら』など人気作品から、『メガゾーン23』『戦え!! イクサー1』『くりいむレモン』『レモンエンジェル』やJ9シリーズの音源など80年代アニメファン必聴な少々レアな作品、『吉祥天女』『紅い牙 ブルー・ソネット』のイメージアルバムまで、80年代アニメ関連ディスクの中でもエッジの効いた作品をセレクトして224タイトルを音楽的な視点など様々な解釈で紹介する。さらに「はみ出しREVIEW」として31作品を紹介し、コラムやミニコラムも充実だ!
コラム
「サントラに入らない挿入歌」
「DIGITAL TRIP の世界」
「謎すぎるアニメ主題歌のカセットを香港で発掘!」
「80年代を駆け抜けた思い出の角川アニメ映画主題歌たち」
「パチソン界のスーパスター・中川一行を知っているか?」
ミニコラム
「ドラマ盤の隆盛」
「プレ声優ブーム! 声優レコード黎明期」
「80’s アニメディスクを聴きたい!」
「ヤンキーもアニメ聴こうぜ!」
「大御所の再評価とアニメ界での復活」
「企画盤ゴチャマゼのスープ!」
「バンドサウンドの起用」
「アニメキャラは歌う!」
「アイドル × アニメ」
「乱立! イメージアルバム」
「再評価される名盤・名曲群」
「充実のコンピレーション」
さらに「はみ出しREVIEW」として31作品を紹介。
■執筆陣(50音順)
AmericanBadBoy
アメリカの方からやってきた不良。72年生まれ。自身のバンド・ウルトラファッカーズで大阪難波ベアーズを中心に90年代の関西スカムシーンを立ち上げた。ほか、HardCoreDude、アマリリス【改】などに参加。
かに三匹
東京都在住の会社員。70年生まれ。80年代アニメは青春の1ページ。韓国アニメや宗教団体が製作したアニメの収集を行う。著書に『韓国アニメ大全 テコンV・反共・反日・いんちき?』(パブリブ)がある。
坂本技師長
69年東京生まれ。川崎のアニソンイベント「OTAKUCHRONICLE」でDJとして活動。お気に入りのマイナー曲をヘビロテして客を洗脳する。
鮫肌文殊
65年神戸生まれ。放送作家。『世界の果てまでイッテQ!』など担当。和モノDJとして神出鬼没に活動中。伝説のカルトパンクバンド・捕虜収容所の無冠のヴォーカリストでもある。
タカ・タカアキ
エンターテインメントの卸問屋の異名を持つバンド・赤犬でメインヴォーカルを務める。演歌・歌謡曲にも造詣が深い。最も古いアニメの記憶は4歳の頃に親戚が経営する雀荘で観た『がんばれゴンベ』(80)。
滝口アキラ
映画ライター、映画サイト「動画配信サーチ」で連載中。映画コミカライズや日本オリジナルの映画主題歌研究、個人誌『トラウマ映画新聞広告超全集』の編集発行など、その膨大な資料と行動力には定評がある。
DJフクタケ
アニクラムーブメント以前よりレコードによるレアグルーヴ解釈のアニソンMIX をクラブプレイし続ける 先駆的 DJ &7インチ収集家。和モノ公式MIX、復刻CD の企画・選曲や地上波ラジオDOMMUNEなど配信番組での生DJ 出演も多数。
出口博之
ロックバンド・モノブライトのベーシスト。バンド休止後は楽曲提供、ライブ・レコーディングサポート、DJ、ライター、テレビ出演など多岐に活動する特撮好きミュージシャン。
伴ジャクソン
狼の墓場プロダクション所属のレスキューライター&エディター。主な執筆仕事は『東映実録バイオレンス浪漫アルバム』(徳間書店)、『オリジナルビデオアニメ80’s テープがヘッドに絡まる前に』(出版ワークス)ほか。
ロビン前田
赤犬のコーラス&ダンス担当、バンド内で最も音楽偏差値が低く、その数値は戸塚水産高校並みである。ちなみに唯一演奏できる楽器は小さな貝の笛のみ。同バンド以外にも数多くの圧力団体に在籍中でもある。
WAN
93年にキャリアスタートした元祖アニソンDJ。生み出した1コーラスでクイックに繫ぐプレイスタイルは多くのアニソンDJ に影響を与え、それが現在のアニソンクラブイベントにおけるスタンダードとなっている。
■表紙イラスト
木村耕太郎
イラストレーター。お笑い、音楽関連のフライヤー、CDジャケット、雑誌、ウェブなどでのイラストレーション。その他自身のグッズ展開や、イベントでの出張似顔絵など。
■著者
MOBSPROOF編集部 (モブスプルーフヘンシュウブ)
国内外のエッジの効いた音楽や映画、漫画、アニメ、ファッションなどカルチャーに関する書籍・雑誌の編集・執筆にとどまらず、イベントも手がける好事家集団。
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