おはこんばんちはです!
いつもは「S40ニュース!」と「S50ニュース!」を分けているんですが、今回は昭和40年男と昭和50年男どっちの世代もOKの、ドッチーモ的な形でお送りしたいと思います。
‘80~’90年代を中心としたカプコンの名作アーケードゲームをたっぷり、全部で32タイトルも楽しめる『カプコンアーケードスタジアム』。現在Nintendo Switch用が好評配信中! というコトで、以前もこちらのニュースで紹介しましたが、すでにダウンロードして当時のゲヱセン気分どっぷりで堪能しているゲームファンも多いのでは~?
そして、このPVに使用されているテーマソング「Teenage Blues」は、“上質な大人のROCK遊び” をテーマに活動する「Sho-ta with Tenpack riverside rock’n roll band」、通称 “Tenpack” が今回のために作ったオリジナル曲。各サブスク音楽サービスでも現在シングル配信中です。
https://www.capcom-arcade-stadium.com/ja/topics/
▲※こちらは「昭和40/50年男」アカウントご提供のAWAさんに試聴リンクしております!
シンセの音、ギターのカッティングなど、まさに『カプコンアーケードスタジアム』をプレイすると浮かんでくるような、’80年代後半を思わせるサウンドメイクに思わずニヤリとさせられる曲に仕上がっているんですが、この「Tenpack」のメンバーがとにかくスゴイ!
そもそもは、アニメ『魔法騎士レイアース』の主題歌「ゆずれない願い」で知られる 田村直美 (Sho-ta) の25周年記念LIVEを機に結成。ボーカルの彼女を筆頭に、THE GOOD-BYEをはじめ多彩な活動を展開するギタリスト・野村義男、レベッカのリーダーで TM NETWORK の宇都宮隆との活動でも知られるキーボーディスト・プロデューサーの 土橋安騎夫、聖飢魔Ⅱのベーシスト、ゼノン石川 こと 石川俊介、THE ALFEEのサポート等で活躍するドラマー・長谷川浩二 という、まさに百戦錬磨!のミュージシャンたちが集結したスーパーバンドなのです。
…と、恐縮ながらの敬称略でお送りしてきましたが、ここでようやく本題!(笑)
Sho-ta with Tenpack riverside rock’n roll band
田村直美・野村義男・土橋安騎夫 インタビュー !!
(まずは『昭和40年男』『昭和50年男』本誌をご覧いただきながら…) 土橋: 『昭和40年男』…っていうと、1965年か。よっちゃんは ’65年生まれだっけ? 野村: (『カプコンアーケードスタジアム』収録のタイトルより) 一世代前になってしまうんですけど、インベーダーゲームがモロに世代で、ハマりましたよ。 土橋: 残念ながら、その時はまだプロにもなってないし(笑) 。学生の頃…高校の帰りに、学ランのままやってたよね。最初は「ブロック崩し」からかな、多分10万円ぐらいは注ぎ込んでますよね。だって始発出るまで、朝までやったりしてたから。 野村: あ、やってますやってます。あの時は『ゼビウス』のアレンジで。バックに流れてる音をイメージして、ライトハンド(奏法)でティラリラティラリラ…って音を探してやってたんじゃないかな。 ―今回の『カプコンアーケードスタジアム』のタイトルで遊んでいたものはありますか? 土橋: カプコンだと『ストリートファイター』は少しやってましたね。今でも技を出せるかな? でも、(ゲームセンターでは) そんなにゲームしなくなってたんですよね。ツアーにゲームボーイを持って行って空き時間に『テトリス』をやったりとか。今でも探せばファミコンやスーパーファミコンは持ってると思うんですけど。 田村: わたしは『ゼルダの伝説』やったな。あと、ゲーセンでは『1942』を高校時代によく遊んでましたよ。インベーダーから続くシューティング系なので…って、それしかできないんですけど(笑)。敵が出てくるパターンとか覚えてましたもん。でもさっき久々にやらせてもらったら、すっかり忘れちゃってましたね~。 土橋: 最後はカツアゲとかも出てきてね…。した方? された方? 田村: え、わたしが? そんな歌詞入ってたっけ?(笑) 野村: イメージだと、今は温和だけど昔は相当やった方…不良だったかな?みたいな(笑)。 田村: してもされてもないよ~!(笑) でも、みんながゲーセンにわらわら~って集まってきてゲームしてる、そういう感じをすごく思い出して、うれしくなって詞を書きましたね。 土橋: …逆にさ、いじめられっ子を守ってあげる、そっち系じゃない? それも平和に解決するタイプ。 田村: なんか、話を変な方に持っていきますよね?(笑) そんな正義感あった方かなぁ…。 野村: でも、Tenpackの人ってみんなそういうタイプかもしれないよ。 田村: 確かにね。昔はどうかわからないけど、いろんなところを経て、今はみんなすごくバランス感覚もいいし、だけどトンガるところは “こうトンガるんでしょ?” っていうのを知ってるから、すごく楽しいし、安心できる。 野村: 大人だからね、お互い (笑)。 田村: 過去があってよかったってことで… 昔は、会いたくなかったかもね?(笑) 土橋: でも流れ的には、僕もレベッカでやってた’80年代のサウンドって、’90年代にはもうイヤだったんですよね。’80年代って、思うにあんまりカッコいい時代じゃない。エレクトリックもそうだし、リンドラムとかイミュレーターとかも出たばっかりで、当時はカッコいい、本物みたいだね、なんて感じだったけど、発展途上の機材だから、やっぱり後から聴くとダサいわけ。それで避けてた部分もあるけど、ここ10年とか5年ぐらいで、また’80年代のサウンドが新鮮に聴こえてきて。だから今回はちょうどよかったんですよね。 野村: 音楽の好みって戻りますよね、絶対に。昨日、僕が晩酌のつまみに聴いたのはカルチャー・クラブ(笑)。昔の音は、当時の最先端でもやっぱり今聴くと “うわーッ 懐しい(笑)” って感じだけど、その後に最近のライブの映像を観てたら、すっげぇカッコいい。あの頃のボーイ・ジョージをイメージして観ると “変わっちゃった~” とか思うかもしれないけど、続けてきて中身が本物になってる。かっけぇ~ 歌うめぇ~!みたいな。 あの年代を通ってきた人たちがまだやってるのがうれしくて、ずっと観ちゃいましたね。もうボーイ・ジョージ酔いですよ、昨日は(笑)。80’sの人たちを最近すごく観たくなってきてます。一番、僕たちが音楽の刺激を受けた時代だったから… 生と打ち込みが同時に入りこんできたりね。 土橋: そうそう、’80年代って、たとえばトム・ペティとかでも、ちょっとシンセ入れてみよう、とか、シーケンサーが入ったりするような時期があった。そういう人も動かしてしまう、時代の勢いがあったんですよね。逆に、それだけでやってるヒューマンリーグとかも、無骨な感じがすごくカッコよかった。それが、今またカッコイイなと思えるんですよね。でも前は、もう二度とやりたくない! みたいな気持ちだった(笑)。 野村: 15年とか20年ぐらい前がそういう気持ちのピークで、“今、この感じ使っちゃダメでしょ~?” とかね(笑)。それがもう巡ったのかもしれないね。 田村: 巡った巡った(笑)。 土橋: その頃から早まって「これからは80’sですよ」なんて言ってた人もいたんだけど、いやいやいや…全然だよと(笑)。やっぱり (実際に’80年代に音楽をやってきた) 僕ら自身がカッコいいなと思えてなかったら、心底そういうものにはならない。それじゃなきゃ「Teenage Blues」はできないよね。 野村: まず、(新型コロナウイルス感染症拡大防止の) 非常事態宣言をなんとかしてもらえたら…。それがなければ、いくらでも、いつだってすぐにライブするんですけどね。去年3回だけライブできたんですけど、それも非常事態宣言のちょうど合間の、隙間産業で(笑)。 田村: ギリギリできたんですよね。 土橋: Tenpackは特に、ライブバンドですからね…苦しいですよ、今は。ただアルバムは鋭意制作中なので。 野村: 曲ももちろん、もう少し増やして、完成させます。でも、やっぱり早くライブがやりたいですね。 |
…といったワケで、Tenpackのお三方、ありがとうございました!
う~ん、やはり本領発揮のライブを体験してみたくなりますね~!!
ちなみに、こちらのインタビューは、カプコンのWeb情報番組「カプコンTV!」の収録時にお邪魔して行ったもので、3人が『カプコンアーケードスタジアム』をプレイする様子も拝見してきましたよ。田村さんが高校時代によくプレイしていた『1942』をはじめ、収録タイトルの数々をワイワイと楽しむお三方の姿は、なんともイイ関係を感じさせてくれました。
Nintendo Switch版『カプコンアーケードスタジアム』テーマ曲「Teenage Blues」配信開始!
さらに本楽曲をリリースしたSho-ta with Tenpack riverside rock’n roll bandのメンバーの皆さんより、ビデオメッセージが届きました!https://t.co/srlLVB5oo9#カプコンアーケード #レトロゲー pic.twitter.com/1RQspMKPX1— カプコンアーケードスタジアム (@capcom_arcade) February 22, 2021
Sho-ta with Tenpack riverside rock’n roll band『カプコンアーケードスタジアム』を遊ぶ!https://t.co/f6QusWZfOL#カプコンアーケード #レトロゲー pic.twitter.com/FzgYXzFqhF
— カプコンアーケードスタジアム (@capcom_arcade) March 3, 2021
3月3日(金)配信の「カプコンTV!」#137 でも『カプコンアーケードスタジアム』のコーナーでも3人からのメッセージが流れまして、さらには『昭和40年男』についてもご紹介いただきましたよ~。その中で、“公式サイトにもミニインタビュー掲載予定” と触れられていたのが、今回の記事…というワケでした!
そして、同じく触れられていたとおり、3月11日(木) 発売の『昭和40年男』2021年4月号/vol.66 には、野村義男さんが自身のキャリアなどを語る、4ページの単独インタビュー記事が掲載されます!
野村さんが登場してくれたのは「ちょっと気になる1個違い」と題した、今回新たにスタートする連載インタビュー企画のページ。
ジャニーズ事務所への入所の経緯から、「たのきんトリオ」や『3年B組金八先生』当時のエピソード、ギターへの目覚め、THE GOODBYEでのバンドデビュー、その後のソロ活動や様々なアーティストとセッションについて… そして、昨年リリースされた50歳記念ソロアルバムや、もちろん “Tenpack” での活動、今回の「Teenage Blues」について等々、たっぷりと語っていただいてます。
昔からの “よっちゃん” ファンも、ロックファンも必読! というコトで、どうぞお楽しみに~!!
(昭和40/50年男 “Web担当A”) ※文中一部敬称略
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