デンソーは、涼風機能とヒーター機能の2つを備えた車用のシートクッション『クール&ウォームクッション』を、来年1月上旬から発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は1万4,000円前後の見込み。
これまで、涼風またはヒーター機能のいずれかのみを搭載したシートクッションはあったが、どちらも兼用できるモデルはなく、シーズンごとに交換する必要があった。今回、同社が開発したシートクッションは、両機能を搭載しており、オールシーズン快適な運転環境を実現する。
夏の日差しが強い時や寒い冬の朝など、車内の空調が効いてくる前に使用できるうえ、座り心地にも工夫をしたことで、特に長時間運転するときにも効果を発揮する。
涼風はシートの下についているファンがクーラーから出る冷風をクッション内に取り込み、座面や腰まで空気を送ってムレを低減。一方、暖房は座面に搭載されているヒーターで寒さを感じやすい足回りをすばやく暖める。
電源は同梱のシガーアダプターから取る。折り目を変えて座面の長さを調整することができ、車種によってサイズの違うシートにもしっかりフィットするとしている。オプションのACアダプターがあれば、室内での使用も可能だ。