アイ・ラブ・ロックンロール!!

遊びに行けない分音楽を聴く日が増えていて、CDラックの前であれこれ悩むことが多い。結構なコレクションゆえ、しばしば「えっ、これ持っていたんだ」なんてことがある。で、結局プレイするのは定番メニューになってしまうことの方が多いのだ。おそらく10回以上プレイされているのがコレクションの中で5%くらいで、その他95%はおそらく3回以下に思われる。そんな寂しいCDにスポットを当ててあげた。ジョーン・ジェットの『アイ・ラブ・ロックンロール』だ。

 

改めて聴くと気持ちいい快作だなあ。リリースされた1981年は、ちょうどハードロックやプログレの華美な音からシンプルな方向へと猛スピードで好みが移行中だったので、受け入れ態勢は万全だった。失礼なことに、当時は集中しなくても楽しめるアルバムというのが麻雀の現場に採用されていて、そんなシチュエーションでも大活躍した。なんとなくカラッとしていて疾走感がみなぎっている。こんな傑作なのに、おそらく20年以上陽の目を見なかったアルバムだ。

 

前述したようにヘビーローテーションは多々ある。ブルース・スプリングスティーンの『明日への暴走』、ザ・バンドの『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』『ザ・バンド』『南十字星』、デレク&ドミノスの『いとしのレイラ』、ストーンズの『ベガーズ・バンケット』『レット・イット・ブリード』、ロッドスチュワートの『エブリィ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー』『フェイセスライブ』、リッキー・リ・ージョーンズの『浪漫』、ジャニス、ヘンドリックス、ディラン、ライトニン・ホプキンス、ジョン・リー・フッカー、ハウリン・ウルフ、マディ・ウォーターズ、オーティス・レディング、サム・クックなどなどがヘビーローテーションである、フーッ。

 

で、また1枚見つけた。トトのファーストアルバム『宇宙の騎士』だ。これも当時リアルタイムでカセットテープに詰め込んでよく聴いた。大人になってから購入した後は、おそらく1〜2回しか聴いていない。オープニングの「子供の賛歌」「ジョージー・ポージー」「ガール・グッバイ」「ホールド・ザ・ライン」などなどのスーパー名曲がひしめきながら、捨て曲なしのグレートなアルバムである。締め切りが終わったら今度はこいつをじっくり聴くのを楽しみにしていて、今更ながら自分の持っている宝の山にワクワクしている。これはコロナのおかげだな。

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