おはこんばんちはです。昭和40年男向け「S40ニュース!」をお送りします。
昭和40年男世代にとって、永遠の憧れとも言うべき存在― 松田優作。
今年で創刊12年目となった『昭和40年男』本誌でも、2012年 10月号/vol.15『俺たちが影響を受けた男たち』特集号、2015年 2月号/vol.29『俺たちが震えたあの瞬間 (シーン) 』特集号と、2回も表紙を飾っています。
そんな松田優作の貴重な映像・音源を収録した、ディスク3枚組のベストアルバム『YUSAKU MATSUDA 1978-1987 MEMORIAL EDITION』が 2021年 3月10日 (水) に発売されます。
1989年 11月6日に逝去した優作の百か日法要後、’90年 2月21日に初のベスト・アルバム『YUSAKU MATSUDA 1978-1987』がリリース。その当日には関係者のみの追悼シークレットライブ『YUSAKU MATSUDA SOUL VIBRATION』が開催され、石橋 凌、宇崎竜童、桑名正博、シーナ&鮎川 誠、原田芳雄など、錚々たる盟友たちが集まり、優作を偲ぶ演奏が繰り広げられたといいます。このライブの模様を収めたビデオテープが30年の時を超えて発見され、その貴重な映像が今回の3枚組ベストアルバムにDVDとして収録されます。
また、もうひとつの奇跡として ’87年発売のラストアルバム『D.F. Nuance Band』の未発表テイクも発掘。優作自身が全曲の作詞とプロデュースを手がけ、Exの奈良敏博と羽山伸也が作曲・演奏を担当、無国籍ニューウェイブ・サウンドの傑作と言われるこのアルバムの中から、3曲の別バージョンが初CD化収録となります。
ベースとなった’90年のベストアルバム『YUSAKU MATSUDA 1978-1987』は、制作当時に担当したエンジニア・川崎 洋が最新リマスタリングを施し、高音質のUHQCDに。限定版となる『MEMORIAL EDITION』は、こちらのUHQCDに『D.F. Nuance Band』未発表テイクCD と 追悼ライブDVD をプラスした3枚組としてリリース。この他に、UHQCD1枚のみの通常盤も同日にリリースされます。
なお、限定版には貴重な写真を掲載した別冊ブックレットも同梱され、こちらには『昭和40年男』本誌執筆陣も参加。編集とアルバム解説を “タメ年” の 高島幹雄、ライブ映像解説を 馬飼野元宏が手がけています。本誌愛読者の方は、その点でもぜひチェックしてみてください!
また、松田優作唯一の監督作品であり、音楽プロデューサーも務めた映画『ア・ホーマンス』(’86年) のサントラも、リマスターUHQCDにてリリース。ベストアルバムと同じ 3月10日 (水) に発売となります。ベトナム音楽を取り入れたサウンドは、前述の『D.F. Nuance Band』同様、優作とともにExの奈良敏博と羽山伸也が創り上げたもの。あわせてチェックしておきたい作品と言えるでしょう。
混迷を極める時代に今一度… 松田優作が遺した先鋭的な “音” に耳を傾けてみては。
(昭和40/50年男 “Web担当A”) ※文中敬称略
[以下、JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント ニュースリリース より]
松田優作
1990年、盟友や関係者のみで開催された追悼シークレットライブが初映像化!
ラスト・アルバム「D.F. Nuance Band」未発表テイクも収録した3枚組ベストアルバム
更に現在廃盤となっている『ア・ホーマンス オリジナル・サウンドトラック』も同時発売世界に誇る伝説の俳優であり、ミュージシャン松田優作が、1989年 11月6日 の逝去から30年、2019年には生誕70年を迎えた。
松田優作の百か日法要後の 1990年 2月21日、音楽の ”共犯者” でもある作曲家の梅林 茂(元Ex)のプロデュースによって初のベスト・アルバム『YUSAKU MATSUDA 1978ー1987』がリリースされた。
その発売日当日にビクター青山スタジオにて、関係者のみで開催された追悼シークレットライヴ『YUSAKU MATSUDA SOUL VIBRATION』。アイ高野、新井英一、石橋 凌、宇崎竜童、桑名正博、シーナ&鮎川 誠、Shy、ジョー山中、竹田和夫、仲野 茂、原田芳雄、原田喧太、李 世福などの盟友達が集まり、特別なライブが行なわれた。彼らの演奏に合わせて、イラストレーター、グラフィックデザイナーの黒田征太郎が松田優作のポスターに絵を描いていくライヴ・ペイティングをやり続けた。当日の参加者の記憶によると宴は午後から始まり、24時近くまで行われたという。このライヴの模様を収めたビデオテープがビクター青山スタジオのアーカイヴ倉庫から30年の時を超え発見された。
さらにもう一つの奇跡が生まれた。1987年に発売された松田優作のラスト・アルバム『D.F. Nuance Band』の一部の収録曲の未発表テイクも発見されたのだ。
このアルバムは、松田優作が全曲の作詞とプロデュースを担当し、Exの奈良敏博と羽山伸也が作曲及び演奏を担当した無国籍ニューウェーブ・サウンドの傑作である。松田優作主演映画『ヨコハマBJブルース』のオープニングを飾った名曲「灰色の街」の作曲者である李世福もギターで参加した。アーカイヴ倉庫から発見されたのは、収録全8曲のうちの半数にあたる、「月光」、「ハートブレイク クーニャン」、「チャイナ モルゲン」の3曲の別ヴァージョン。李世福のギターが全面にフィーチャーされたこのトラックは、原曲とはまた違ったテイストが衝撃的だ。特に「チャイナ モルゲン」はヴォーカル・トラックも異なり、本邦初公開のアナザー・トラックである。
今回は、ベストアルバム『YUSAKU MATSUDA 1978ー1987』の制作当時に担当したエンジニア・川崎 洋が最新リマスタリングを施し、追悼ライヴの映像は当時撮影した映画監督・相原裕美と高原秀和が再編集、そして、『D.F. Nuance Band』の未発表テイクを別ディスクとして追加し、2CD+DVDからなる3枚組のMEMORIAL EDITIONとして発売する。
松田優作のライヴや撮影現場のオフショットを撮り続け、現在も映画のスチールやライヴの撮影で活躍中のカメラマン・渡邉俊夫による写真をはじめとした解説などを掲載する別冊ブックレットも同梱される。
ミュージシャン・松田優作、音楽人としての松田優作、その歌声が、未曽有の不安感に覆われた世情の今、再び蘇えり、世に問いかける作品ともいえよう。
【作品概要】
『YUSAKU MATSUDA 1978ー1987 MEMORIAL EDITION』
●発売日: 2021年 3月10日
●品番: VIZL-1868(UHQCD+CD+DVD 3枚組)
●税抜定価: 9,000円 税込定価: 9,900円
●UHQCDのみの通常盤(VICL-77009)も同時発売●外装ボックス:
30周年メモリアル・デザインとして、ベスト・アルバム『YUSAKU MATSUDA 1978–1987』のデザインをベースに。カラーを赤(いわば『SOUL RED 松田優作』)に変更。
CD本体のジャケットは、当時のオリジナル・デザインを復刻。●CD = 2020年 最新リマスタリング(マスタリング・エンジニア: 川崎 洋)
●DVD = 監修: 崔 洋一
プロデュース / 監督: 相原裕美 / 高原秀和
●別冊ブックレット編集・アルバム解説 ほか: 高島幹雄
●ライヴ映像解説: 馬飼野元宏
●アート・ディレクション: 松田美由紀
●Special Thanks: 高垣 健
(1)初回限定盤
『YUSAKU MATSUDA 1978ー1987 MEMORIAL EDITION』
UHQCD + CD +1DVD (3枚組) /UHQCD:高音質CD
- CD1:ベスト・アルバム[UHQCD]
『YUSAKU MATSUDA 1978−1987』(リマスター版(仮))
*封入ブックレットは、当時の内容を復刻。- CD2: 初公開音源ディスク[CD]
『D.F. Nuance Band ANOTHER TRACKS』(初CD化音源)- DVD: ライヴ・ブートレグ
『YUSAKU MATSUDA SOUL VIBRATION 1990.02.21』- 封入特典: 別冊ブックレット
『YUSAKU MATSUDA 1978ー1987』とその収録曲解説及び、関係者インタビュー、
写真グラフィティー(フォトグラファー: 渡邉俊夫)収録予定
(2)通常盤
『YUSAKU MATSUDA 1978ー1987』(リマスター版(仮))
1CD/UHQCD仕様(高音質CD)/ 2,300円+税
*封入ブックレットは、当時の内容を復刻。
★『YUSAKU MATSUDA 1978ー1987 MEMORIAL EDITION』収録内容DISC-1(CD)ベスト・アルバム
『YUSAKU MATSUDA 1978ー1987』(リマスター版(仮))
※通常盤はこのDISC-1と同内容。収録曲()内は出典アルバム or シングル
- 灰色の街(4th ALBUM『HARDEST DAY』)
- BAY CITY BLUES(4th Album『HARDEST DAY』)
- ブラザーズ・ソング(4th Album『HARDEST DAY』/ 3rd Single)
- マリーズ・ララバイ(4th Album『HARDEST DAY』)
- YOKOHAMA HONKY TONK BLUES(Live Album『HARDEST NIGHT LIVE』)
- ルポルタージュ(5th Album『INTERIOR』)
- 夢・誘惑(4th Single「夢・誘惑」)
- マリエル(5th Album『INTERIOR』)
- 246の幾何学(5th Album『INTERIOR』)
- DEJA-VU(6th Album『Deja-Vu』)
- ナイト・パフォーマンス(6th Album『Deja-Vu』)
- インシェ(7th Album『D.F. Nuance Band』)
- アメリカ(7th Album『D.F. Nuance Band』)
- クーダム(6th Album『Deja-Vu』)
- ONE FROM THE HEART(6th Album『Deja-Vu』/ 5th Single)
DISC-2(CD)初公開音源ディスク
『D.F. Nuance Band ANOTHER TRACKS』(初CD化)・月光(アナザー・ヴァージョン)
・ハートブレイク クーニャン(アナザー・ヴァージョン)
・チャイナ モルゲン(アナザー・ヴァージョン)DISC-3(DVD)
『YUSAKU MATSUDA SOUL VIBRATION 1990.02.21』
*1990/2/21にビクタースタジオで行われた追悼ライヴ・イベント。収録予定曲)約55分
・YOKOHAMA HONKY TONK BLUES / 新井英一
・Bay City Blues / 原田芳雄&FLOWERTOP
・246の幾何学 / 原田芳雄&FLOWERTOP
・マリーズ・ララバイ / 石橋 凌
・ブラザーズ・ソング / THE ROCK BAND、Shy
・灰色の街 / 李 世福コネクション
・Georgia On My Mind / 竹田和夫 アイ高野、橋本洋子
・月のあかり / 桑名正博、原田喧太
・人間の証明のテーマ / ジョー山中
・1989・REQUIEM / 宇崎竜童
・天国は遠くの町 / 全員※黒田征太郎のライヴ・ペイティングの模様、脚本家・丸山昇一のMCなども収録
*2021年 3月10日 同時発売
『ア・ホーマンス オリジナル・サウンドトラック』(リマスター)
VICL-77010 税抜定価 \1,800 税込定価 \1,980松田優作 主演・初監督作品
- A・ホーマンス
- サイゴン A
- ニュアンス A+C
- ニュアンス B
- ゴング
- 過去へのニュアンス
- サイゴンDもしくはF
- パワーニュアンス
- 水上における状況
- 怒りと記憶
- 心的追憶
- AFTER ’45
1~11: D.F. NUANCE 12: A.R.B.
【松田優作 プロフィール】
1949年 9月21日、山口県生まれ。
刑事ドラマ「太陽にほえろ!」のジーパン刑事役で人気を獲得。
1970年代後半からアクションスターとして人気を博し、1980年代からは演技派として認められるようになる。出演したドラマ「探偵物語」などを初めとして、演技やその人柄においても後進への影響は大きい。
また「表現者」として音楽活動も積極的に展開し、6枚のシングルと8枚のアルバムをリリースする等、その活動は多岐にわたる。
公私共に男気に溢れ情に厚く、その勇敢な人間性と卓越した演技力、抜群の運動神経等から、1980年代を通じて最も重要な日本の映画俳優の一人と評価されており、自身で大ファンを公言する著名人は枚挙に暇が無い。まさに日本が誇る、憧れの存在である。
代表作は『蘇える金狼』『野獣死すべし』『家族ゲーム』『陽炎座』など尽きない。
1989年、念願であったハリウッド映画『ブラック・レイン』(リドリー・スコット監督)に出演。作品は大ヒットを記録、特に優作演じる “佐藤” の鬼気迫る演技は他の演者を圧倒しハリウッドから絶賛を浴び、瞬く間にロバート・デ・ニーロとの共演作品など次回作のオファーが殺到したという。
しかしながら、1989年 11月6日、午後6時45分、急逝。
ハリウッドという夢を掴みかけたその時、熱き魂を持った永遠に語り継がれる男は、その短い生涯に幕を閉じた。
享年40歳。
<INFO>
□ビクターエンタテインメント 松田優作
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A000260.html
□Official Site
http://www.office-saku.com/artists/yusaku_matsuda.html
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