今日も元気だつぶやくぞ。最新号のPRを続けさせていただく。今回の特集 “俺たちの手が届かなかったモノ図鑑” は成長とともに欲しがったモノの変化が俯瞰できるように作った。小学生には小学生なりの、大人には大人の欲しいモノがいつだって俺たちを刺激してくれたのだ。ありがたや。さてさて、まだまだしばらく大編集後記は続く予定だが、やはりこのページをご紹介せねばならぬ。
表紙はいつも悩み抜き、かつ楽しい作業だ。特集を象徴していて、つい手に取ってしまうインパクトを演出しなければならない。特集にはたくさんのモノを散りばめてあって、表紙の候補がたくさんありすぎる中から独断で決定させたのが「見返り美人」と「月に雁」だった。この表紙にピンとこない方も多いだろう。特に、最近赤丸急上昇で増加中の女性読者の方々は手に取らないかもしれない。そんなリスクを冒しながらも、やはり同世代男子たちのニヤリを求めてしまうのはもう悪癖と言っていいだろう。自身の仕事を自分自身で評する際に、大きな要素の1つなのだ。ダメダメですな。
空前の切手ブームと小学生時代が重なる。みんなそれなりのコレクションを楽しみながら、いつかきっと手に入れてやろうと夢見たのが、表紙を飾った2枚である。おそらく、切手を集めたことがある者なら誰もが同じ憧れを持ちながら、大人になったら2枚揃えてやるんだと誓ったはずだ。やがて飽きてしまうことなんかまるで想像していなかった。
なんであんなに夢中になったのだろうと今ならそう思えるが、とは言えあらためて目の当たりにするとゾクゾクした。驚愕の事実をここで明かそう…ってクレジットされているが(笑)。このページに掲載された切手の数々は、執筆を担当したアーカイヴァー鈴木啓之氏のコレクションなのだ、うぎゃー!! 単品でも持ってたら十分にすごい人なのに、シートで持っているんだよ、うぎゃー!! このページも表紙も、所有するシートをスキャニングして作ったのだ。いやあ、いいモノを見せてもらったよ。長生きするもんだと本気で思えた鈴木氏のコレクションだった、ありがとう。そんな (どんな!?) 貴重なページと表紙なんだから、まだ手に入れていないあなたは損しているよ。すぐにゲットしなさいっ!!