地方や考え方での差異はあれど、東京ではほぼ昨日でその役をまっとうしたお飾りだ。今年もしっかりと年神さまをお迎えしてくれて、1年をガハハで過ごすことになる。こうして潔く身を引くのがあたり前田のクラッカーのはずだが、海の向こうでは潔く引かない男のせいでとんでもないことになっちまった。
コロナ騒ぎが上回ってしまったが、昨日の報道には目を疑うどころかどうにもならない怒りが収まらなかった。トランプ支持者たちの暴徒化である。まさかの死者まで出したどころか、その数は4人だ。長く苦しかったトランプによる4年が、こともあろうにこのような幕切れを演じるとは、こうしてペンを走らせながらやはり怒りが収まらない。
たくさんの支持者が集結するその前で「歴史に残る大規模な不正を、我々は決して忘れない」「これは終わりではない。今日という日はただの始まりだ」「抗議行動が起これば自分も参加する」とほざいたそうだ。これに呼応したカタチで暴動が起きたのだから、この罪を徹底的に追求すべきだと思う。
先の選挙で信じられない結果が出たが、アメリカ人のメンタリティはリアルにはわからないから仕方ないと諦めた。が、それまでオバマさんが必死になって貫いたことが無に帰すことは想像できたし、そのまんまに突き進んだ4年だった。今となっては“世界の警察”なんて言葉は死語であり、この4年は独裁者として自国ファーストを徹底して貫いた。これは他国にも飛び火したし、米中関係の悪化とともにまるで大戦前夜のような世界になってしまった。
もうすぐに迎えた大統領就任式が心配でならない今日である。本来であれば、平和国家日本として緊急会見を行い国としての声明を強く発さなければならないのに、コロナに押しつぶされてしまったのも悔しくてならぬ。