何気なくついていた『朝ズバッ!』で、エアロの来日を取り上げていた。朝のお茶の間に紹介される存在になっていたとは、恐れ入ったよ。今回は悩んだものの、チケット購入にはいたらなかった。ずっと大好きなバンドだったが、『ジャスト・ブッシュ・プレイ』で気持ちが離れてしまったのだ。次の懐かしの名盤ジャンジャカジャーンではエアロを取り上げようと思っているから、そっちで詳しく語らせてもらうが、映画『アルマゲドン』の主題歌が大ヒットしてしまったことが元凶となり、エアロはそれまで以上にメロディアスな方向へと行ってしまった。炸裂したアルバムが『ジャスト・ブッシュ・プレイ』なのだ。次の『ホンキン・オン・ホーボー』は、まるでゴメンナサイしているようなブルーステイストあふれる作品になっているが、カバー曲ばかりのオリジナルアルバムと呼べない存在である。今のエアロにとって最新オリジナルアルバムは、10年前に出した『ジャスト・ブッシュ・プレイ』ということになる。さすがにこれだけの時間が流れたのだから、引っさげての来日とまではいわないものの、カタチの上ではポップスバンドに成り下がったままだ。それが僕の財布を閉じてしまったのである。
これまで何度も来日しているが、なぜか日程が合わず、88年の武道館で1度だけ観たきりだ。あの時はよかった。すばらしかったのだが、遅刻してしまいオープニングを観られなかった。ライブの楽しみのもっとも大きな要素である1発目を見逃したのは、今でも後悔している。いつかちゃっんと観たいと思い続けていたが、どうにもいつもタイミングが悪い。やっとこさ行けそうだと手に入れた98年の東京ドーム公演は、アリーナで結構いい席を取れた。が、人生初の編集長なる仕事を引き受けての処女作をつくっていて、やりくりがつかず行けなかった。ギリギリまで行くつもりでいたから、誰かに譲ることもなく半券の切れていないチケットをしばらく眺めていたっけ。なんとも縁がないエアロである。制作中のアルバムがポップス路線から軌道修正されたら、次の公演はなんとしても行こうと思っている。
こんにちは、エアロスミス応援隊の佐藤睦ともうします。
本日より、東京公演がはじまります。楽しみです。40年代に生まれた方にとっては、ロックのメインストリームはどのバンドになるのでしょうか? ちょっとずれてしまうかもしれませんが、エアロスミス、キッス、クイーンを3大バンドとして売った時代がありました。その時代を検証するイベントを12月4日び行います。場所は 西麻布 スィートエモーション 17時30分からです。http://sweetemotion.co.jp/index.html
興味のある方は是非おいでください。
エアロVSキッスVSクイーン
激突!ロック三代バンド 再び
12月4日 17時開場 1730開演
野中規雄(初代エアロスミス担当ディレクター)
加藤正文(初代クイーン担当ディレクター)
横田晶(初代キッス担当ディレクター)
司会 佐藤睦
シークレット ゲストあり
1976年
エアロスミスは「ロックス」を
キッスは「地獄の軍団」を
クイーンは「華麗なるレース」を発表。
日本の洋楽ロック・シーンは盛り上がっていた。
音楽雑誌では、クイーン、キッス、エアロスミスをロック三代バンドと称し、特集が組まれたり、ラジオでもリクエスト合戦の番組が組まれたりした。
まだ、JPOPも無く、「およげたいやきくん」や「北の宿か
ら」がヒット中だった頃、洋楽は、カーペンターズ、ベイシティ
ローラーズの時代に、クイーン、キッス、エアロスミスはロックの一大ブームを巻き起こしていった。
やがて、この頃にロックを好きになった少年少女たちによって、
日本のロックとカルチャーがつくられていくことになる。
この日本独自のムーヴメントを作ったのは、当時のレコード会社の
担当デレクターたちだった。
エアロスミス7度目の来日を記念し、35年の時を経て、当時の担当ディレクターたちが、一堂に会して エアロVSキッスVSクイーン の時代を語る!