おはこんばんちはです。昭和50年男向け
昨日お伝えした「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」オープン前日の“起動式” 。NHK BSプレミアムでの生中継&再放送 をご覧になられた方も多いことでしょう。他にも大手メディアの取材陣が大勢詰めかける中、Twitterではちょこっと触れたのですが不肖ワタクシ・Web担当Aもひっそりと現場に行って参りました。
本日 2020年12月19日(土) でついにグランドオープンを迎え、すでに現地へ足を運ばれた方もいらっしゃるかと思いますが、せっかくなので以下フォトコラム (?) 的に、昨日のセレモニーの雰囲気をお伝えしてみたいと思いまス。
■ “動くガンダム” は優しかった!
開始時間の17時となり、セレモニーがスタート。まずは今回の “動くガンダム” のプロジェクトを担う一般社団法人 ガンダム GLOBAL CHALLENGE 代表理事、バンダイナムコエンターテインメント社長の宮川康夫氏が主宰者挨拶を、林 文子 横浜市長が来賓として挨拶されました。
そしていよいよ『機動戦士ガンダム』総監督の富野由悠季氏が登場!
「お子様方にはごめんなさい、と申し上げます。二本足歩行のできる実物大のガンダムを作れなかったからです」といきなりぶっちゃけの謝罪をかまし、流石のトミノ節!と思ってしまったのですが(笑)、確かに監督の言うとおり、今回のガンダムはドックに支えられていて、実際に自立二足歩行するまでには至っていません。
しかし富野監督は「けれど、今回製作して、こうして展示させていただけた1/1のガンダムは、今まで以上に、ヒトの形が素晴らしいということを教えてくれました。この大きさのヒト型と、おもちゃカラーというものが、どれだけ素晴らしいものであるか見せてくれた」と続け、目指した夢の途上ではあるけれども、今回実現した “動くガンダム” の素晴らしさ、そこから教えられたことを語りました。
「この大きさのヒトの形が動いた時の “優しさ” というのは、いったい何なんでしょうか。皆さんは、ことにお子様方は知っているはずです。新幹線とか、新しく作られた自動車とか、遊園地の乗り物で、知っているはずです。動いても “優しい”。しかもガンダムはこの大きさで、おもちゃカラーで動いたからこそ、この動きが優しくって気持ちがいい、ということを教えてくれたのです」
富野監督の言う “おもちゃカラー” とは、“リアルロボット” の嚆矢と言われながらも、ガンダムがその象徴としてまとってきた、赤青黄トリコロールのカラーリングのこと。
今回のプロジェクトにつながる2009年の1/1ガンダム立像について、監督は当初「あんなおもちゃカラーのモノを作ったらみっともない」と言っていたのですが、実際にお台場に立った現物を見て感動。「このおもちゃカラーの感覚を活かせば、人類は次の一千年を生き延びられます」といったコメントも残しています。
リアルな “兵器” として描かれてきたはずのガンダムが、リアルな1/1サイズになった時、その “おもちゃカラー” によって、まさに夢や平和の象徴とも言うべき真逆の存在として立ち上がってきました。そして今回は、実物大のガンダムがさらに “動く” ことによって、ヒトならではの繊細な “優しさ” さえも感じさせるに至ったのです。
子供たちなら知っていたであろう “動くモノ、そしてヒト型の優しさ” について、富野監督はこう続けて締めくくりました。
「そんなことは、このように作ってもらわなければ分からなかった、というのが我々大人の立場でした。そういう意味では、大人たちというのは想像力がなくって、本当にお馬鹿さんだったというふうに思っています。今回そのようなことを勉強させていただけて、本当にうれしく思っています。見ていってください。ガンダムは優しかったんです。ありがとうございます」
…なるほど、やっぱり流石!のトミノ節でした。もちろんイイ意味で!
『昭和50年男』本誌にもゼヒご登場いただきたいですね…。
■ 立ち上がれ、よみがえれ、そして… 翔べよガンダム!
さてさて富野監督ご登場の後は、ついに…ガンダムが動く!
最終起動実験に臨む整備スタッフたちおリアルな音声が飛び交う中、着々と準備が進められていきました。今回はセレモニーだけの特別演出もアリ!ということだったので、以下、ちと画質が荒くて恐縮ですが、動画から切り出しの連続コマでお見せしてみましょう。
こんな流れで、筆者が前回拝見したメディア内覧会の際にはなかった、起動直後のシステムダウンというシーケンスが今回は組み込まれていたのでした。エマージェンシーな赤い照明の中、アニメの戦闘でお馴染みの戦闘BGMが流れた時は、“ぬなッ、ジオンの襲撃か!?” なんて思っちゃったんですが、そういうことではなかったですネ (笑)。
そもそも、アニキ誌『昭和40年男』サイトに間借りの『昭和50年男』ゆえか、あんまり読んでくれる方もいなそうなんですが、やっぱりせっかくなので
ちなみに、おかげサマで好評発売中の
(昭和40/50年男 “Web担当A”)
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