いつまで続けようかなあ、大編集後記(笑)。しつこく続けているけれど、懸命に作った本だから1人でも多くの方に触れていただきたい気持ちをご理解いただきたい。てな訳で、今日も連載特集の『夢、あふれていた俺たちの時代』からご紹介させていただく。
昨日も書いたが、俺たちは再放送世代だ。『ウルトラマン』も『ウルトラセブン』も何度も何度も再放送で楽しませてもらった。リアルタイムで観ていないものの、十分に俺たちのヒーローである。だが、週一で心待ちにしながら観たヒーローものはまた格別で、昭和46年に放送が始まった『仮面ライダー』こそリアルタイムヒーローであり、あまりにも偉大な存在だ。同じ年のウルトラシリーズは、『帰ってきたウルトラマン』で、当時の僕にとってはマンやセブンに比べてやや地味な印象が残った。そしてピカピカの1年生になった俺たちに届けられたのは、驚愕の男女で合体ウルトラマンだった。
おしべとめしべなんかわかっちゃないガキなのになぜかドキドキさせられたのは、本能ですな (笑)。しかも、よりによって2人は破局(!?)を迎えるとはなんたることだ。南 夕子は月星人だと北斗星司に伝え、番組途中で地球から去ってしまった。なんちゅう悲しいドラマなんだろう。
今回の記事では北斗星司を演じた高峰圭二さんのインタビューで作り込んだ。この悲しい別れによる演技の変化など、当時憧れた北斗さんの貴重な声で綴られている。そして最後は、感動の最終回にふれて記事も感動にあふれる4ページの締めくくりとなる。
やはり強い感謝だ。当時のガキたちに向けて大人たちは本気で情熱を打ち込んでくれた。今、俺たちはガキどもにそうしているだろうか。大きな気持ちで接しているだろうか。職場の若者たちが心を開いてくれないと愚痴る前に、かつての大人たちがそうしたように寄り添っていくことだなと強く思わせてくれる高峰さんの言葉の数々だった。ぜひっ、感じていただきたい。
さてこれよりはさらなるPRだ。『昭和40年男』はコーラスグループの「フォレスタ」をプロデュースしていく。その第1弾動画がこれなんで、ぜひお付き合いいただきたい。曲は「宇宙戦艦ヤマト」だーっ。