それで早速、好評発売中 (のハズ!) の『昭和40年男』本誌最新号vol.64の巻頭特集と連動する形で「日本ロック元年」プレイリストを公開中なのであります。
“テレビから次々とロックが聴こえはじめ、昭和40年男世代がロックに目覚めはじめた1978年を “ロック元年” と位置付け、そこからの覚醒と成長の日々をたどった今回の特集。
当時 “ロック御三家” と呼ばれ人気を博した Charさん、世良公則さん、原田真二さんをはじめ、誌面でインタビューに応じていただいた昭和ロックスターにとって永遠のロックスターな皆さんをはじめ、各パートで紹介した当時のロックシーンを彩った楽曲の数々を、全24曲のプレイリストにまとめてみました。”
…てなワケで、すでに本誌をご購入いただいた方はもちろん、どれ、いっちょ買ってみようかな~という方も、こちらのプレイリストで当時の名曲たちを聴いていただければ、さらに楽しく、よりリアルに、特集を楽しめるハズ。
読んでから聴くか、聴くから読むか? いや、聴きながら読めばいい、てな感じでゼヒ!
“「日本ロック元年」from『昭和40年男』vol.64”
by 昭和40/50年男 on AWA
https://mf.awa.fm/3nK3g1D
AWAでは、Web上でも曲のハイライトを聴くことができるので、上の再生ボタンをクリックすれば未登録の方もダイジェストで楽しめます。フルで聴きたい!と思ったら、1ヶ月無料の「¥0トライアル」も実施中なので、ストリーミングやサブスク未経験の方も、他のサービスをすでに利用中で…という方も、この機会にゼヒお試しあれ~。スマホやPC用のAWAアプリをダウンロード&インストールするだけで気軽にスタートできます。
さてさて、そんなワケで以下、昨日の前半分に続いて、プレイリスト後半12曲分のコメントをお届けします。解説…というほどのものではないのですが、本誌特集の何ページで紹介されているか、インデックス的な感じになっておりますので、参考にしていただければ。
そして、本誌の記事はもちろん、絶賛PR中?の編集長の大編集後記ともあわせて、じっくりどっぷりとお楽しみください!
13. ムーンライダーズ「彼女について知っている二、三の事柄」(’80)
特集 part3「百花繚乱 時代を作ったロッカー」の「ロックの裾野を広げたバンド」より (P.057)。
’71年結成のバンド・はちみつぱいの流れを汲み ‘75年に結成されたムーンライダーズは
時代とともに音楽性を変化させ、この時期はテクノ・ニューウェイブに傾倒。
誌面掲載の5thアルバム、“架空の映画サントラ” をコンセプトとした名盤『カメラ=万年筆』に
収録、シングルも発売された “珍しいほどクレージー・ラブ” な神経症的ナンバー。
14. RCサクセション「トランジスタ・ラジオ」(’80)
vol.11「熱源」特集号で忌野清志郎が表紙をかざるなど、本誌には度々登場のRC。
今回は上に同じく、part3「百花繚乱~」の「ロックの裾野を広げた~」で紹介 (P.057)。
“エレキ化後の初オリジナルアルバム” として誌面掲載の4thアルバム『PLEASE!』に収録。
先行リリースされたシングル盤とは別ミックス。
15. アナーキー「ノット・サティスファイド」(’80)
part4「エトセトラ」の「仁儀亡き不良ロックの衝撃!」にて、
“パンクロックへの日本からの回答” として紹介 (P.066)。
後に “亜無亜危異” と改名するも、ヤンキーとは一線を画す不良パンクを貫いた。
1stシングルで、誌面掲載の1stアルバム『アナーキー』にも収録のナンバー。
16. 横浜銀蝿「つっぱり High School Rock’n Roll (登校編)」(’81)
上に同じくpart4の「仁儀亡き不良ロックの衝撃!」より (P.066)。
やはり本誌には度々登場の横浜銀蝿。時代を象徴するポップなキャラクターとしての
“ツッパリ” を確立・浸透させた国民的大ヒット曲。
結成40周年の今年は「横浜銀蝿40th」としてオリジナルメンバーで活動中。
17. シャネルズ「ランナウェイ」(’80)
こちらもpart4の「~不良ロックの衝撃!」より (P.066)。
これまた説明不要の大ヒットとなった靴墨フェイスの和製ドゥーワップ。
パイオニアのラジカセ「ランナウェイ」のCMソングとして誕生し発展した名曲。
18. シーナ&ロケッツ「PINUP BABY BLUES」(’81)
part3の「ロックの裾野を広げた~」で紹介 (P.057)。
YMOも擁したアルファレコードに移籍、テクノポップ路線でヒットした
『真空パック』などを経て、本来のロックンロールバンドへと回帰。
先行シングルも発売された4thアルバムのタイトルナンバー。
19. SHOGUN「男達のメロディー」(’79)
part4「エトセトラ」の「名曲にこの男あり☆/レジェンドギタリスト 芳野藤丸」
(p.058~)で、取材に応じてくれた芳野藤丸さん。様々なバント遍歴を語るなかで
バックを務めた “ロックシンガー” 西城秀樹についても触れています。
こちらの曲はボーカルも務めたSHOGUNによる、沖 雅也主演の探偵ドラマ
『俺たちは天使だ!』の主題歌で、サントラ盤として発売された『SHOGUN』にも収録。
20. クリエイション「ロンリー・ハート」(’81)
part3の「ロックの裾野を広げた~」で紹介 (P.057)。
’70年代に日本のロックバンドで初めて全米ツアーを行ったというクリエイション。
海外での評価が先行していたが、藤 竜也&草刈正雄コンビの探偵ドラマ
『プロハンター』の主題歌となったこの曲のヒットで、国内でも大衆的な人気を獲得。
21. 子供ばんど「JUKE BOX ROCK’N’ ROLLER」(’83)
こちらも上と同じpart3の「ロックの裾野を広げた~」で紹介 (P.056)。
うじきつよしが高校時代の ’73年に結成、’80年にデビューを果たした子供ばんど。
誌面に掲載のアルバム『HEART BREAK KIDS』(’83年5月5日発売) の1曲目、
シングルも発売されたNY録音の王道ロックンロール。
22. アン・ルイス「ラ・セゾン」(’82)
編集長いわく、今回の特集を決めたきっかけになったという
アン・ルイスは、part3「百花繚乱/時代を作ったロッカー」の中の
「歌謡曲とロックを結んだアン・ルイス」というページでフィーチャー (P.052~)。
今回 “ロック元年” とした ’78年の「女はそれを我慢できない」でまさにロック化。
結婚・出産を経て、作詞:三浦百恵、作曲:沢田研二という豪華な布陣のこの曲で活動再開し、
続く「あゝ無情」「六本木心中」なども大ヒット。“歌謡ロック” の歌姫としてお茶の間も快進撃。
23. 小泉今日子「赤頭巾ちゃん御用心」(’80)
“ロック元年”=’78年リリースの3rdシングル「赤頭巾ちゃん御用心」がヒットしたレイジ―。
特集では、当時 “ミッシェル”、今は “アニソン界のプリンス” の異名をとる、影山ヒロノブさんが
part1「1978 胎動の年」に登場 (P.032~)。当然、レイジ―の曲もゼヒこのプレイリストに
入れたかったんですが、残念ながら現在AWAさんでは初期音源が未配信… だったので、
昭和40年(度)女 (’66年2月生まれ) のKYON2 による『ナツメロ』(’88) 収録のカバーを。
24. 世良公則「貴方に feat. Eric Gorfain」(2020)
「日本ロック元年」プレイリスト、最後の曲は、世良公則さん。
特集では “ロック元年” 当時に人気を博した御三家の一角としてpart1「1978 胎動の年」にご登場。
取材に応じていただきました。これまた当然、「あんたのバラード」(77)や「銃爪 (ひきがね)」(’78)
を入れたいところでしたが、残念ながら、ツイストはAWAさんで未配信… でも世良さんは外せない!
ということで、今年7月リリースの新曲を。新型コロナ対応の最前線で働く医療従事者へ感謝の気持ちを込めたというやさしいバラードで、クールダウン&チルアウト… という感じにシメました。
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…と、以上で後半12曲のコメントもそろいまして、
前半と合わせて全24曲の「日本ロック元年」プレイリストでした。
今回の特集で取り上げた、“あの時代の空気” を感じていただければ幸いです。
「ココの順番は違くないか?」「こっちよりあっちの曲を入れるべきだろ!」
といった、その辺りのご意見・ご感想もお待ちしております。
今後も、こちらのサイト投稿や本誌の特集・記事と連動する形で、
AWAアカウント上でプレイリストを展開できればと思っておりますので、
どうぞお楽しみに~!
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