というわけで長い長〜い編集後記である。
トートツだが、幸せである。
文章を書く。
雑誌をつくる。
歌をつくる。
バイクがたくさん売れるようにプランをつくる。
デザインの相談を受ける。
年に1回だけなんちゃってランナーに変身して、フルマラソンを走る(なんのこっちゃ)。
自分が一所懸命になれて、
そんでもってうまくいくとそれは大きな喜びで
すっげーうまい酒を呑む。
うん、幸せである。
これまたトートツだが、一言でいうとケチなのだ。
努力してきた自分を捨ててしまうのがもったいなくて、
雑誌の仕事をやりながらも歌にしがみついてきた。
趣味レベルじゃなく(実力のことは棚に上げて)
取り組んできた。
雑誌つくりは忙しいのは当たり前のことで
んなもんは大前提である。
寝不足の自分を奮い立たせて
歌を作ったり練習することが、ラクなはずはない。
14年続けてきたフルマラソンなんかも、
ひと月前くらいから憂鬱な気分になる。
「やめちゃえばいいじゃないか」と思うときだって、
ないといえばウソになる。
逆に雑誌を作ることをやめちゃえば、
それはそれでラクになれるね。
でも、せっかく続けてきた自分がもったいなくてやめられない、
ただのケチケチ人間だと思うと整理がカンタンに付く。