ジョン・レノンとオノ・ヨーコという “世界で最も有名でクリエイティブなカップル” の軌跡をたどった大規模なアート展『DOUBLE FANTASY – John & Yoko』です。
この展覧会については、こちらの「S40ニュース!」でも何度かお伝えしてきましたが、本日11月22日(木)、ジョン&ヨーコの魅力、そして今回の展覧会の魅力・見どころも紹介した動画『ナイトファンタジー』が公開となりました。
会場に展示されているコンセプチュアルアートとしての詩集『グレープフルーツ』や、インスタレーション作品『天井の絵』などにからんだエピソードも紹介され、展覧会をすでに観た方も、これから観たい!という方も、きっと、より親しみを持って展示内容を楽しめるハズ。
ジョン&ヨーコのファンの方はもちろん、本誌の特集「JOHN LENNON.」を読んで、あらためてジョンの軌跡に興味を持たれた方、ふり返りたいを思った方も、ぜひご覧になってみてください!
『ナイトミュージアム ~Introduction to DOUBLE FANTASY – John & Yoko』
(以下、ニュースリリース より抜粋)
ジョン・レノンの故郷リバプールで70万人を動員し、オノ・ヨーコの故郷東京で遂に開幕したジョンとヨーコの大規模なアート展『DOUBLE FANTASY – John & Yoko』。
話題の展覧会を、ジョン&ヨーコを敬愛してやまないピース又吉直樹と、アーティストのスプツニ子!が体験! 貴重なエピソード満載で、ジョン&ヨーコの魅力を語り尽くす動画『ナイトミュージアム』が本日公開! ナビゲーターはジョン・カビラ!
『DOUBLE FANTASY – John & Yoko』は、世界で最も有名でクリエイティブなカップル、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの公私に渡るヒストリーを、二人が世界に発したメッセージや言葉、音楽・アート作品、貴重なプライベート・コレクション100点以上を通して追体験できる画期的な展覧会。
ジョン・レノン生誕80年を迎えた10月9日に開幕した話題の展覧会を、表現の世界で活躍する二人、お笑い芸人で作家のピース又吉直樹、アーティストで東京藝術大学准教授のスプツニ子!が体験し、ナビゲーターのジョン・カビラとともに、ジョンとヨーコの魅力を語り尽くす動画番組、『ナイトミュージアム ~Introduction to DOUBLE FANTASY – John & Yoko』が本日(11/12)公開となりました!
『ナイトミュージアム ~Introduction to DOUBLE FANTASY – John & Yoko』
:https://youtu.be/3jITlLP0VGU
番組は、二人のジョン&ヨーコへの想いとリスペクトを語る場面からスタート。
ピース又吉氏からは、ジョン&ヨーコからインスパイアを受けた “想像してごらん” のネタでTVデビューを果たし、実は、最初に人前で漫才をした時のコンビ名もビートルズのデビュー曲「Love Me Do」だったというほど大ファンだったというエピソードが、また、スプツニ子!氏からは、イギリス人の母がリアル・ビートルズ世代で小さな頃からビートルズが身近にあり、ジョンとヨーコが理想のカップルだったというエピソードが語られました。
続くコーナーで、オノ・ヨーコのコンセプチュアル・アートの詩集『グレープフルーツ』* を10代の頃に読んで衝撃を受けたという二人は、ともにジョンとヨーコが運命的に出会った1966年のヨーコの個展に展示されていた作品『天井の絵』*(脚立を登り、天井から吊るされたキャンバスにある絵を観る作品。一緒に吊るされた虫眼鏡をのぞくと小さな ”YES“ が見える)の実物に大興奮!
「あの虫眼鏡を覗いてYESって見た瞬間にジョンの中で何かが変わったっていうのを色んなところで読んでいたから、あの瞬間を私だったらどう感じるんだろうか、とずっと思っていました」(スプツニ子!)
「脚立ってやっぱり上りたいんです。で、虫眼鏡はやっぱり使いたいんです。この2つのやりたいことを経て、YESっていう言葉と再会できる。その辺に転がっているYESとあのYESは全然強度が違うんですよね。改めて実物を観て思いました」(ピース又吉)
最後、オノ・ヨーコの参加型アート「ウィッシュ・ツリー」(訪れた人が短冊に願い事を書いて木に吊るす作品)に参加したピース又吉氏が「ピースっていうコンビ名にしてよかったな、ってもしかしたら初めて思ったかも知れないです。なんか合うな、と思いました」とポツリと話す場面も!
番組ではこの他にも、スプツニ子!氏がハウスハズバンド時代のジョンを語ったり、ピース又吉氏が、ニューヨークに移住したジョンとヨーコに、ピースの相方綾部裕二氏を重ねて語ったりと、様々なエピソードが満載です!
続きはぜひ番組をご覧ください。
ジョンとヨーコの「愛と平和」のストーリーが溢れる、今、一番心に響く展覧会『DOUBLE FANTASY – John & Yoko』。みなさまのお越しをお待ちしています!
オフィシャル・サイト: https://doublefantasy.co.jp
なお、『グレープフルーツ』* 『天井の絵』* に関しては、下記、展覧会見どころに解説がございますので、ぜひご参照くださいませ。
■チケットINFO■
◆通常チケット/料金(税込)
【当日券】 一般:2,600円 大学・専門学校生:2,100円 中・高校生:1,100円
【前売券】 一般:2,500円 大学・専門学校生:2,000円 中・高校生:1,000円
*小学生以下:無料 *障がい者:当日券の半額(窓口にて障がい者手帳をご提示ください)※当日券: 会場にて販売
※前売券: 11月入場分<土日>は日時指定、<平日>は日にち指定。
12月は<全日>日にち指定。
(状況により変更の可能性がありますので、
最新情報はオフィシャル・サイトにてご確認ください)
◆数量限定チケットホルダー付きチケット 各3,000円(税込)
タイプA 「WAR IS OVER !」 / タイプB 「IMAGINE PEACE」 / タイプC 「YES」
【前売券】ローソンチケットにて発売中
・全国のローソン/ミニストップのLoppi
・インターネット予約: https://l-tike.com/event/doublefantasy/
詳細はオフィシャル・サイトのチケット・ページまで: https://doublefantasy.co.jp/tickets/
【開催概要】
■展覧会名: DOUBLE FANTASY – John & Yoko (ダブル・ファンタジー ジョン&ヨーコ)
■会期: 2020年10月9日(金) ~ 2021年1月11日(月祝) 予定(休館日:12/31、1/1)
■開館時間:(入館は閉館時間の30分前まで)
◎[日~木]:10時~18時 ◎[金・土・1/11]:10時~20時
■場所: ソニーミュージック六本木ミュージアム(東京都港区六本木5-6-20)
■主催: 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント /
株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
■メディアパートナー: 朝日新聞社
■オフィシャルサイト: https://doublefantasy.co.jp
■オフィシャルSNS: @DoubleFantasyJP(Facebook/Twitter/Instagram)
■DOUBLE FANTASY – John & Yoko とは:
ジョンの故郷リバプールで開催され、異例の70万人を動員したジョンとヨーコの大規模な展覧会『DOUBLE FANTASY – John & Yoko』が遂に東京に!
二人の公私に渡る「愛と平和」のストーリーを画期的なキュレーションで再現。
今、一番心に響く展覧会がいよいよ東京にやってきます。
“DOUBLE FANTASY – John & Yoko” は、2018年5月から2019年11月までジョンの故郷であるイギリス・リバプール博物館で開催された大規模な展覧会。”ジョンの故郷であるリバプールのために” とヨーコ自身も深く関って完成させたその圧倒的な内容で高い評価と反響を呼び、会期も当初の予定から7ヵ月も延長、異例の70万人を動員しました。
話題の展覧会が、ジョン・レノン生誕80年、そしてその生涯を閉じて40年となる2020年10月9日、ジョンの故郷リバプールから、ヨーコの故郷東京にやってきます。
ジョンとヨーコの言葉・メッセージ、作品だけで満たされる世界初の展覧会となる “DOUBLE FANTASY – John & Yoko” では、この伝説的な二人の私生活や創作において共鳴し合う関係性が初めて彼ら自身の言葉で語られます。展示は時系列に沿って、前衛芸術界を牽引する一人の芸術家ヨーコと、世界的ロック・スタージョン、という二人の天才の誕生から、1966年ロンドン・インディカ・ギャラリーでの運命的出会いを経て、その後互いに影響を与えあったアーティスト活動全般を巡り、現在まで続く “IMAGINE PEACE(イマジン・ピース)” キャンペーンを探訪します。
エキシビションでは、ヨーコ自身のプライベート・コレクションからの貴重な品々を含めた100点以上が展示され、互いへの深く強い愛を、アート、音楽、映像作品を通して表現した、世界で最も創造性豊かな二人のアーティストの出会いを祝福すると共に、あたかも二人の人生を共に歩んでいるかのような親密さにも溢れています。
ジョンとヨーコは、自身の知名度と影響力を駆使して世界中で平和と人権のための斬新なキャンペーンを展開し(ベッド・イン、WAR IS OVER ! (if you want it)など)、自分たちの生き方のみでなくアート、音楽、行動主義のあり方を永遠に変えていきました。二人がその愛を通して訴えた平和や人権への本質的・普遍的メッセージは今なお、また今だからこそ人々の心に響きます。
展覧会の見どころ:
◇ヨーコの「Ceiling Painting(天井の絵)」、「Painting to Hammer a Nail(釘を打つための絵)」、「Apple(リンゴ)」:1966年、ロンドンのインディカ・ギャラリー* で開催されたヨーコの個展をジョンが訪ねます。ここから全てが始まりました。
*インディカ・ギャラリー
:1966年11月7日、ジョンは友人に誘われ、ヨーコの個展「Unfinished Paintings and Objects」を訪れます。当時前衛芸術に懐疑的だったというジョンですが、今回展示されている「天井の絵」(脚立を登って、天井に吊るされた絵を観る作品)に出会ったことで変わったといいます。「そこには梯子があって、天井に何かぶらさがっていたんだ。それで、その梯子を登ってみると、そこに ’YES’ と書かれていた。だったらOK、と思ったよ。もしそこに ’NO’ と書いてあったら、アートについてこれまでと同じ価値観を持ち続けたと思う」(ジョン: ヨーコの「天井の絵」について語る。1968年 デヴィッド・フロスト・ショー)
「個展で彼に会ったときは、そこからすべてが変わっていくなんて想像していませんでした。あの日以降、何もかもが変わったのです」(ヨーコ: 2010年 デイリー・メール紙)
◇ジョンの手書きの歌詞: 「Imagine」、「In My Life」、「Give Peace a Chance」、「Happy Xmas(War is Over)」、「Woman」など。
◇Grapefruit(グレープフルーツ): ヨーコが1967年にジョンにプレゼントしたアートブック。1964年に出版されたこの本は、コンセプチュアル・アートの代表作であり、「イマジン」の歌詞やアイデアに直接影響を与えた、とジョンも語っています。2017年6月、ジョンの希望通り「イマジン」の共作者として正式にヨーコの名前がクレジットされました。
◇Bed In(ベッド・イン): 1969年にアムステルダムとモントリオールで行われた有名な平和活動、ベッド・インから、ギターやメッセージ・ボードなどのアイテム。◇「The Daily Howl」他: ジョンが少年時代に手作りしたイラスト満載の本を始め、独特の線画による絵画も多数展示されています。
◇NEW YORK CITY Tシャツ 他 アイコニックな服: ボブ・グルーエンのポートレートで着用したあまりにも有名なTシャツの実物、ジブラルタルでの結婚式の衣装など。
◇ジョンがついに手に入れたグリーン・カード: アメリカに移住を決めてから5年の戦いを経て1976年に取得したグリーン・カード。
◇二人が共作したパフォーマンス・アート作品: “WAR IS OVER !(if you want it)”、“Plastic Ono Band” や二人の初めての共同作品である『Acorn Peace(平和のどんぐり)』など。
◇Wish Tree(願かけの木): 展覧会を訪れた人なら誰でも、短冊に平和への願いや夢、メッセージを書き、木の枝に結びつける事ができる参加型のアート作品。展示終了後、短冊のデジタル・コピーはジョンとヨーコによる世界平和祈願の象徴であるアイスランドの “IMAGINE PEACE TOWER” に永久に保存されます。
展覧会の見どころ :本邦初公開品を含む 東京展独自展示コーナー “Japan Exclusive”
ジョンとヨーコ、そしてショーンは、76年にジョンがグリーンカードを獲得したことでアメリカ国外への旅行が叶い、1977~79年の間、毎年日本を訪れ家族旅行を楽しんでいたことが知られています。東京展の独自展示コーナー “Japan Exclusive” では、日本との絆を感じさせる品々を展示します。
ジョンの日本語練習スケッチ・ブックの原画: ジョンが日本語を理解し学ぶためにローマ字とイラストで日本語の単語や表現を綴った日本語練習帳とも言えるスケッチ・ブックのオリジナル原画。日本初公開となる「「SABI(寂び)」「AMAI、SUPPAI、SHOPPAI、KARAI、NIGAI(甘い、酸っぱい、しょっぱい、辛い、苦い)」の他、KAZOKU(家族)」など遊び心に溢れたジョンの人柄に触れられる直筆のイラスト。
軽井沢での日々: 度々訪れていたという軽井沢での和やかな家族写真(撮影:西丸文也/Nishi F. Saimaru)とその際着用していた洋服等。
■プロフィール【ジョン・レノン プロフィール】
1940年10月9日、英リバプール生まれ。1960年代はザ・ビートルズのメンバーとして活躍、史上最高のロックン・ローラー。66年オノ・ヨーコと出会い、69年3月結婚。二人は共作したコンセプチュアル・アート「Acorn Peace(平和のどんぐり)」「Bed In(ベッド・イン)」「WAR IS OVER!」などの平和運動とともに、「Give Peace A Chance(平和を我等に)」発表後プラスティック・オノ・バンドとして活動。ザ・ビートルズ解散後の70年『John Lennon/Plastic Ono Band(ジョンの魂)』を発表しソロ・キャリアをスタート。71年ヨーコとともに拠点をニューヨークへ移し、同年『Imagine(イマジン)』を発表、英米日で1位を獲得。72年にはヨーコと共に『Some Time in New York City(サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ)』を発表。その後も73年『Mind Games(マインド・ゲームス)』、74年『Walls and Bridges(心の壁、愛の橋)』、75年『Rock’N’Roll(ロックン・ロール)』とコンスタントにアルバムを発表する。75年、息子ショーンが生まれた事を機に主夫として生活、しばらく音楽活動を離れる。80年、5年の沈黙を破りジョン&ヨーコ名義での『Double Fantasy(ダブル・ファンタジー)』で音楽シーンに再登場。しかし、リリース直後の12月8日、凶弾に倒れ悲劇的な死を迎える。享年40歳。ジョンが遺した作品、メッセージは今もなお人々の心に寄り添い、時代を超えて生き続ける。
【オノ・ヨーコ プロフィール】
1933年2月18日、東京都生まれ。1950年代後半よりNYで芸術活動を開始。コンセプチュアル・アートの先駆者、前衛芸術家、音楽家として60年以上にわたり全世界へ向けてメッセージを発信し続ける。64年『Grapefruit(グレープフルーツ)』を出版。66年、ロンドンのインディカ・ギャラリーで開催した個展でジョン・レノンと出会い、その後共に音楽・芸術活動を行なう。68年『Unfinished Music No.1: Two Virgins(未完成作品 第一番 トゥー・ヴァージンズ)』発表。70年『Yoko Ono/Plastic Ono Band(ヨーコの心)』、71年『Fly(フライ)』他、2018年最新作『WARZONE(ウォーゾーン)』まで20作のアルバムを発表。74年郡山での「ワン・ステップ・フェスティバル」、2014年「フジロックフェスティヴァル」など日本のロック・フェスにも参加。ジョンは生前「イマジン」は『グレープフルーツ』から着想を得ていたと語っており、71年のリリースから46年後の2017年にジョンの希望通り、ヨーコの名前が共作者として正式にクレジットされるに至った。一貫してアートと日常生活の境界を崩すことを試み、彼女ならではの前衛的な方法で愛と平和を訴え続けている。「一人で夢みる夢は ただの夢 一緒に夢みる夢は 現実となる」(「Now Or Never」より)
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