気合が自分の中で爆発しそうな今日だ。明日はいよいよ、静岡県牧之原市で海岸清掃イベントの『ラブ・ジ・アース ミーティング』を開催する。この活動は、当時僕が編集長を務めていたバイク雑誌『タンデムスタイル』で活動をぶち上げた。バイク業界の壁を取っ払ってみんなで協力し、地球環境とバイク業界の未来のために立ち上がろうと呼びかけ、“バイク乗りから始める地球愛護活動”をスローガンに始まった。愛護としたところが大きなポイントだ。バイクに乗る=少なくとも地球にはインパクトを与えてしまう。エンジンという内燃機で走り、タイヤは大地と摩擦を生じさせる。これを趣味として楽しんでいるライダーに呼びかけたのは、地球に遊ばせてもらっているのだから、その分の愛を返そうとしたのだ。
様々な紆余曲折があった。環境活動をなさっている方にゲストとして協力依頼すると、「バイクって環境破壊しちゃってるのになーに言ってんだか」と一蹴されたことがあった。理解のない方には、バイクはダーティに思われがちである。また、業界の壁を超えてと言ったところで、業界内でなんの力も持っていない僕が力のある方々によく思われないのもあたり前田のクラッカーである。今でこそそんなネガティブは聞こえなくなったものの、当初は大変だったのだ。
この活動の象徴として、海岸清掃をイベント形式で開催していが『ラブ・ジ・アース ミーティング』だ。これも批判にさらそうと思えばいくらでもいける。多くのライダーを一ヶ所に集めてイベント形式にするのだから、インパクトを与えることになる。さらに来ていただいた方々に“バイク業界”としてお礼をしようと、清掃後にはステージイベントを行っている。さらにさらに、ホンダ、ヤマハ、スズキには、でっかいトラックでバイクを運んでいただき、展示とまたがり体験をお願いしている。参加者だけでなく、関係者にも大きなエネルギーを強いているのだ。環境へのインパクトを考えたらなにもしない方がいいと、したり顔でおっしゃる方の意見はよ〜くわかる。が、俺たちゃ人間だ。楽しむことは楽しむべきだ。清掃自体を楽しんで、みんなで気持ちを合わせて過ごすことで環境に対する考え方が改まり、その善意の輪を自分のコミュニティで広げてほしい。ミーティングの意義だ。
今年は、僕がミッションとしてかかえているイベントというイベントが中止に追い込まれた。やっと先月に2発打ち込めたが、バイクイベントに限って言えば今年は残すところ明日ともう1発のみだ。そしてそのミッションの中でも『ラブ・ジ・アース ミーティング』は僕にのしかかる責任が重大であり、ステージイベントも長い。相当の気力体力を持ってして臨むのだ。だから今日は爆発しそうなほどの気合を自分の中に練りこんでいるのだ。
地球規模で考えたらほんの小さな海岸清掃だが、やるとやらないでは雲泥の差がある。ここまでバイクバイクと語ってきたが、そもそもは地球愛護である。そしてこのつぶやきに付き合ってくださる方々なら、なんで長々と語っているかおわかりだろう。明日会場に来なさいっ(笑)。一緒にいい汗ながして、僕の2時間のトークに付き合いなさいっ。クルマの参加ももちろん大歓迎だから、ほら、そこのあなた!! 怖がることなんてなにもない。『昭和40年男』の読者さん同士で記念写真を撮りましょ。待ってるよー。