本日発売直前の大安吉日であーる。となれば、次号の表紙発表だーっ!!
毎度一文字入魂(!?)で仕上げる、特集冒頭の扉ページで書いた企画趣旨はこんなだから、ぜひご購入を検討くだされ。もちろん、書店で手に取ってからで結構だ。よろしくー!!
俺たちはロック世代だ。胸を張ってそう言えるのは、最も多感で音楽が成長の栄養分として必要だった10代の頃に、ロックシーンに大きな変化が起こったからだ。これを幸運と呼ばずしてはバチが当たる…とまで言い切るのは一体どんな変化だったのだろうか? 今回の特集の肝はそれだっ!!
これ以前に時間を戻して眺めてみよう。女の子たちが失神し、黄色い声をあげたグループサウンズは俺たちにとっては大人たちのための懐メロだった。はっぴいえんどや加藤和彦など、驚愕の先進性を誇ったジャパニーズロックの朝焼けにつき合うにはまだガキ過ぎた。キャロルやクールスは少し上世代のちょっと悪いお兄さんロックだ。こうして大雑把に眺めてみるだけで、いつの時代も日本のロックはその時代時代の若者たちの欲する気持ちと微妙な距離感と関係性を保ちつつ、多くがカウンターカルチャーであることをまるで自負するように発展してきた。
さてさて、特集の肝としたロックシーンの大変化とは? 編集部ではそれを〝テレビから聴こえてきたロック〟として、10代の我々こそがその恩恵を強く受けた世代だと断定した。ブラウン管の中にロックを見出しては、刺激を受けながら自分の愛する世界観を練り上げていった。ロックスターたちはお茶の間を引っかき回しながら存在感を強めていく。カウンターカルチャーでありながらも、多くの若者たちがメジャーシーンとしてとらえ始め、そして虜になった。そんなテレビとの相乗効果が色濃く顕在化したのが昭和53年・1978年であり、我々世代だからこそのシンパシーワードとして〝日本ロック元年〟と呼ぶことにしたのだ。ここを起点にして始まった俺たちならではの、ロックによる覚醒と成長の日々へと旅に出よう。
待ってました!(≧∇≦)
いいね! 〝テレビから聴こえてきたロック〟
もちろん79年1月1日0時0分、SEIKOのCMで畳みかけてきた甲斐バンドの『HERO』のインパクトは絶対外せないないが、あそこまで大ヒットすると毛嫌いする〝ならず者″にとってはなんちゅ〜てもその数年後…
maxell のCMでブラウン管から噛みついてきたTHE MODSの『激しい雨が』こそ、衝撃!!!
〝音が言葉より痛かった″