全体量から見るとまだまだ取り扱いがそれほど多くないネット販売で、CDや書籍なんかに比べると圧倒的に書店依存だ。これは雑誌というものの性格だと考えている。僕自身がそうで、現在指名買いしている雑誌はなく、いつも書店で吟味してフィットした場合だけレジへと運んでいる。このつぶやきでも手に取ってくれと嘆願しているのは、毎号買ってくださるのは特集によっては恐縮なことがあると思っているからだ。もちろん定期購読で購入いただいている方々は神様なのだが(笑)。
扱いが少ないとはいえ、ランキングを表示してくれるネット販売サイトを発売後にちょくちょくチェックしてしまうのは小市民ゆえだ。ただ実際に1位街道を突っ走ったのに全体量はイマイチとか、もちろんその逆もあるからおもしろい。あまりあてにはしないけど1位になると酒がうまいぜとそのくらいに考えている。
『昭和40年男』同様、好調をキープしている兄弟誌の『昭和50年男』の最新号がリリースされたのが今月の10日だ。ネット内での動きは毎度、表紙を発表するとランクインする。そして発売が近づいて1日ごとに少しずつ上がり、1位まで登りつめられるのは大概発売日である。今回の『昭和50年男』はキャプテン翼で勝負に出た、なかなかナイスな表紙でこれは間違いなく1位をゲットするだろうと美酒の用意をしていたのに発売を間近にしても一向に上がってこない。「おいおい、キャプテン翼じゃなかったんじゃないのか」と、メインでがんばっている若き(!?)編集者に詰め寄ったりもした。
この珍事は、ありがたいことに読者さんからの情報で知ることになった。僕がいつものぞいているネット販売サイトでは、今回戦っているのは男性誌でなくスポーツカテゴリーだったのだ。そこでは順調な推移を見せていたとのことで、今日またのぞいてもきちんとランキングされていた。翼くんはやっぱりお友達なのさとホッとしたのである。いやいやそれにしても、100位にもランキングされない日々の地獄ったらない。『昭和40年男』の創刊以来ないことだったから、そこまで激しく外したのかーとずいぶん辛い日々だったのさ。はーっ、つくづく小心者ですな。