乳酸菌豊富なキムチを食べよう!の巻

連れ合いが「韓流」にハマっています。映画、ドラマ、バラエティ…特に『ユン食道2』というリアルバラエティに出合ってからは、韓国料理に凝りだして、コウケンテツが配信している動画レシピを見ながらビビンバ、ヤムニョムチキン、チャプチェなどかなり本格的なものを作っています。ちなみに『ユン食道2』は俳優のパク・ソジュン、イ・ソジンらがスペインのテネリフェ島のガラチコという小さな村に韓国食堂「ユン食堂」を期間限定で開店する…というもの。初めはなかなかお客さんが来なくて、メニューを工夫したりするうちに繁盛していき、お客さんが来すぎててんてこ舞い!という展開となっていきます。地元の人々、観光客との交流や村の美しさも堪能できる良作で、現在、BSトゥエルビで放送中です。

韓国料理といって、真っ先に思い浮かぶものといえば「キムチ」という人も多いと思います。もちろんキムチにもさまざまな種類があり、当然家庭によっておふくろの味が存在しますが、最もポピュラーなのが白菜を使ったキムチで、スーパーマーケットなどでも必ずといっていいほど、ほとんどのお店で売られています。唐辛子、ニンニク、ニラなどにアミエビを発酵させた調味料や魚醤、牛肉や煮干し、昆布などの出汁を使ってつけると4,5日で発酵してくるのだそうです。白菜以外にもお馴染みなのが、ダイコンを使ったカクテキ、キュウリを使ったオイキムチなど、今や日本の食卓でも和食なみにポピュラーな存在です。

このようにキムチは、身体によいと言われる「発酵食品」で、主に「ラクトバチルス」という植物性の乳酸菌が豊富です。発酵具合などにより一概には言えませんが、ものによってはヨーグルトに含まれる乳酸菌よりもはるかに多い数の乳酸菌を含んでいるのだとか。一日50gくらいを食べるのが健康にもよいと言われています。唐辛子はカプサイシンの作用で代謝もアップさせてくれるのでダイエットにも最適、そのほかビタミンB群なども豊富に含まれていて、美肌にも効果があるぞうです。また、夜食べるとカプサイシンの作用で身体を温めてくれるので、ぐっすり眠れるようになるという話も…。そのままパクパクと食べてももちろん構わないのですが、その辛さや酸味がやや苦手という人は、ちょっとひと工夫するだけで食べられるようになります! ほんの一例ですが、もはや材料はキムチと豚肉だけの超お手軽「豚キムチ」。そもそもキムチ自体に出汁や具材が入っているので、特に味付けもせず豚肉と炒めるだけです。豚肉と一緒に玉ねぎも炒めると、よりマイルドになり食べやすくなり、栄養価もアップします。さらに簡単なのは「キムチ納豆」、いつも食べる納豆に好みの量のキムチを混ぜるだけです。韓国料理は、ごま油と相性がいいですから、豚キムチも納豆キムチも最後にごま油を少々混ぜると香りもグッドです! あと、とろけるチーズのトッピングも合いますので、ぜひ試してみてください。

キムチは「世界五大健康食品」(他に大豆、オリーブオイル、ヨーグルト、レンズ豆)のひとつと言われているそうです。レンズ豆はインドのカレーやスープなどに入っているという印象ですが、日本の家庭ではわざわざ買ってきて料理に使うというイメージはあまりない感じです。しかし、この豆の歴史はとても古く、なんと石器時代から食べられていたというから驚きます。オリーブオイルやヨーグルトは日本でもすっかりお馴染みのもの。大豆は日本が世界に誇る、味噌やしょう油、豆腐や納豆の原料であることは言うまでもありませんね。お隣の国、韓国が世界に誇る「キムチ」も毎日は難しいかもしれませんが、小分けパックになって売られているものもありますから、週末など週に1、2度は食べてみてはいかがでしょうか。これからの季節には、チゲ鍋なども身体が温まりそうです。キムチの乳酸菌は加熱されても腸で善玉菌のエサとなって活躍してくれますから、生食にこだわらず自分なりの食べやすい方法を見つけるのも楽しいかもしれません。キムチは調味料として使うこともできる、とってもすぐれた便利な食材なので、ちょっとパックに残ってしまった分も炒め物などで残さず使いきってしまいましょう。普段何気なく食べていたキムチが実は「健康食品」と知ったからには、今日早速買って帰りませんか!

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