なんなんだこの写真は。説明しよう。先日、『昭和40年男』が『フォレスタ』という高齢者に高い評価を得ているコーラスグループをプロデュースしていくとここでつぶやいた。そのリーダー(手前)の大野とアルバムのディレクターを務めた湯田のカットだ。なんでこんなポーズかとなると、燦然と輝く(!?)テイチクの看板を入れてバストアップのカットを撮るためだ。プルプルとキツかったカットである。11月4日にリリースされるアルバムについてのインタビュー記事を作ることになりこうして撮影したのを、記事より先に出すのはいかがなものかと思われるが、クローズドの本なんでその記事にふれることができる方はこのつぶやき読者の中にはまずいないだろう。
レコーディングには激励に出かけた。コロナを意識しての現場は苦労と工夫の連続となった。その上で完成させたアルバムだ。2年前に“後世に残す”ことをテーマにしてデビューシングルが制作され、この間にライブアルバムをリリースして、念願のフルアルバム発表となった。デビューシングルと同じく“後世に残す”ことをコンセプトに、選曲からもめにもめて制作されたのだ。
コンセプトどおり、すばらしい作品になった。2年前にレコーディングされたデビューシングルの2曲も改めて吹き込まれ、その成長が強く感じられる。そもそもテイチクと彼らを結びつけた張本人からすれば、この2曲が収録されたアルバムは感慨深く、とてもかわいい。
このアルバムで表現されている世界観も、違いのわかる『昭和40年男』には届くと思われる。だが僕はもっとわかりやすくて広い入り口を作ることを主眼に、彼らをプロデュースしていきたいと考えている。50代をターゲティングして発信する第1曲目の発表まであとわずかで、現在動画の編集中だ。完成したらこのつぶやきとともに発表するので、ぜひお付き合いいただきたい。