松本明子さんがキュレーターを務めるアイドルコンサートが、来年 2020年1月16日(土)、東京・かつしかシンフォニーヒルズにて開催されることになりました。「松本明子presents 黄金の80年代アイドルうたつなぎ ~うれしなつかし胸キュンコンサート~」と題したこのコンサートは、今年4月に松本さんが発案し、SNS上でさまざまなアイドルが自ら歌う動画をリレーして話題となった「#アイドルうたつなぎ」をきっかけに実現したもの。
出演は、松本さん自身をはじめ、タメ年・昭和40年男の布川敏和さん(’83年デビュー)や、森尾由美さん(’83年デビュー)、浅香 唯さん(’85年デビュー)、西村知美さん(’86年デビュー) という錚々たるメンバー! 80’sアイドル黄金時代に青春を過ごした昭和40年男世代にはたまらないことになりそうですが、このコンサートについて2020年10月15日(木)、マスコミを対象とした松本明子さんへの取材会がフジテレビで行われ、『昭和40年男』編集部も行ってきました。
“不作の ’83年組” からスタートしたSNSリレーが
世代を超えてアイドルをつなぎ、コンサート開催へ!
松本さんはいかにもアイドル系の衣装で登場、集まった記者たちの質問に答えていきました。
まずは今回のコンサート実現までの経緯から…。
「4月7日に緊急事態宣言が出されて、翌日が私の54歳の誕生日だったんですね。本当にこれからどうなるんだろうって不安で…。芸能の仕事も、歌、ライブ、舞台、テレビも、みんなできなくなっちゃうのかな?とか、息子の学校もリモートになって、ステイホーム期間はいつまで続くんだろう?とか、どんよりした気分で誕生日を迎えたんです。それで何か、私と同じように不安な気持ちの人たちが、少しでも楽しく、元気になれるようなことができないかと、いろいろ考えて… “こんな時は、歌っちゃおう! 歌しかないな!” と思って。それでマネージャーに連絡して、デビュー曲を歌うから撮ってくれない?とお願いしたんです」
タイトルのインパクトがすごいデビュー曲「♂×♀×Kiss (オス・メス・キス)」をアカペラで歌い、撮影してもらった松本さんは、それをただ公開するだけでなく、SNS上で歌をつないでいくバトンのようなことができないか、と思いつきます。
「まずは私の同期の “不作の83年組” (笑) に相談しました。木元ゆうこ、小林千絵、桑田靖子という3人に連絡して、それぞれのデビュー曲を同じように歌ってもらったんです。これを導入に少しでもつなげていけたらいいなと、「#アイドルうたつなぎ」というハッシュタグを付けてInstagramに投稿しました。ありがたいことに、そこからどんどん広がって… Twitterの方は森口博子ちゃんにもお願いして、Instagramの方は同期から始まって、1年先輩の “花の82年組” の松本伊代さん、早見 優さんや、シブがき隊のフッくん(布川敏和さん) にもつながりました。フッくんには、元・妻のつちやかおりさんにもつなげていただいたりして」
この試みは見事大成功! 上で名前が挙がった以外にも、なんとも豪華な方々が参加し、さらに昭和のアイドルだけでなく、平成、令和のアイドルにまでつながっていきました。
「昭和のアイドルはSNSが苦手みたいで、バトンをつなげるのにも悪戦苦闘。何日もかかってファンの方に心配されたりもしたんですけど、平成のアイドルにつながってからは1日に3人4人と、どんどん続いてビックリ(笑)。最初は私が皆さんを元気にできたらと始めたことでしたけど、協力してくれたアイドルの方々や、楽しいと言ってくれた方々のおかげで、逆に私が癒され、元気や勇気をもらえました。その恩返しをしたいという気持ちもあって、ぜひアイドルさんたちを集めてコンサートをできたらいいな、と思っていたんです。そこに今回BSフジさんのご協力を得て、来年1月のステージを開催することになりました!」
中学生の頃から抱き、脱落してしまった
アイドルへの夢が、37年を経て一気にかなった!?
そもそもは中学時代からアイドル歌手を夢見て、香川県から上京してきた松本さん。
「ずっとブラウン管のなかで歌いたくて、まだ瀬戸大橋もなかった時代に四国から船で出てきました。いろんなオーディションを受けては落ち…『HIDEKI(西城秀樹)の弟妹募集!! 全国縦断新人歌手オーディション』とか『ホリプロスカウトキャラバン』とか『ミスセブンティーン』とか、もうことごとく落ちて、最後に『スター誕生』で優勝できて、そこからですよね。聖子さんみたいなフレアのミニスカートでデビューするのを夢見てたんですけど、デビュー曲の『♂×♀×Kiss』は、事務所の先輩のアン・ルイスさんのスタッフがプロジェクトを組んでくれて、衣装も “とっぽい” 路線だったんです。でも、田舎から出てきたばっかりだし、そういうカッコイイ路線にうまく乗りきれなくて…オリコン最高位が131位。その翌年にテレビで放送禁止用語を言ってしまって謹慎… アイドル脱落しちゃったんですよね」
オールナイトフジでの放送禁止用語事件(?)は、実際にご覧になった方も多いんじゃないかと思います。この時の松本さんは、いかにも世間知らずの10代女子という感じでものすごくカワイイ!んですが、オジさんたちにいじられて、かわいそうなことになっちゃいましたよね…。かくして謹慎生活となった松本さんは、アイドルたちが通う堀越学園で思いの外しっかりと学校生活を送ることに。
「堀ちえみちゃんと同級生で芸能コースだったんですけど、出席日数がもう足りちゃって、足りちゃって(笑)。売れっ子は日数が少なくて補習ばかりしてるのに、私は生徒会長までやって、最後は担任に大学を勧められましたからね。“推薦も出すから”って(笑)。修学旅行もね、芸能コースはアイドル雑誌のカメラマンが同行するんですけど。北海道の牧場で、“アイドルちゃんたち並んでくださ~い” って4~5人で撮られたりしたのに、私だけ腕のところで切られて写真が載らなかったんですよ!(笑)」
そんな不遇の時代を経て、卒業後には身体を張ることも厭わずバラドルとして活躍するようになり、『進め!電波少年』や『DAISUKI!』でブレイク。今に至ります。
「まずは “松本明子” という名前を覚えてもらうしかないと思って、“どんな仕事でもやらせてください!” って言ってましたね。全国に名前が知れたらステージで好きな歌を歌える日も来るんじゃないかって、ずっと夢を温め続けて… 温めすぎましたけど(笑)。デビューして37年、コンサートもしたことがなかったんですが、やっとフリフリの衣装で歌う “アイドル・松本明子” の夢がかないました。今日着ている衣装も自前です。いつ何時でもアイドルとして出動できるように、こういう衣装も10着ほど集めて、カラオケで常に自主練してきましたから。当時の振り付けも完璧です!(笑)。今回のポスターも『平凡』や『明星』の表紙をイメージして作ってもらったんです。こういう表紙も私だけやったことがなかったので、これも夢がかないましたね~。他の4人の出演者の方は、何度も出られてると思うんですけど(笑)」
夢は終わらない! 今回だけでなく、昭和・平成・令和と
世代を超えたアイドルコンサートを続けていきたい
と、ここで松本さんは、今回の「うれしなつかし胸キュンコンサート」の出演者を紹介。
「森尾由美ちゃんは同期のなかでもキラキラしてかわいくて、今も美魔女で…変わらないですね。フッくん、布川さんも ’82年組で輝いてましたから、当時のこともお詳しいでしょうし、ヒット曲もたくさんあって、コンサートをリードしていただけると思います。西村知美ちゃんも昔のまま変わらなくて、おっとりとした穏やかなアイドル。浅香 唯ちゃんは『C-Girl』という大ヒット曲があって、今も熱心なファンの方がたくさんいらっしゃって。みんなキラキラで… 私だけですね、オリコン最高位が131位なんて(笑)」
しっかり自虐でオチをつけることを忘れない松本さんでしたが(笑)、「’80年代らしく、キラキラしたコンサートにしますよ!」と、終始笑顔で意気込みを語ってくれました。
「フリフリの衣装も、デビュー曲の衣装も、せっかくですから曲ごとにいっぱい着替えたい! 持ち歌以外にも、やっぱり聖子ちゃんとか、’80年代のヒット曲も歌いたいですね~。今だから言えるアイドル裏話、ラブラブ話も披露しますよ。最近は’80年代のアイドルが好きという若い人も多いみたいなので、ぜひ3世代で… お孫さんやお子さんを連れて、50代、60代から小学生まで幅広い年代の方に来ていただきたいですね。このひと時だけはコロナを忘れて楽しんでほしいです。今回は’80年代アイドルが集まりましたけど、1回だけでなく定期的に、昭和、平成、令和のアイドルたちをどんどんつなげて回数を重ねていけたら…というのが夢ですね」
「やっと夢がかなった!」と本当にうれしそうだった松本明子さんですが、“アイドル” という夢は今回のコンサートをきっかけに、ますます大きくふくらんでいきそうですね。来年1月の胸キュンコンサート、大いに期待しましょう!
(以下、ニュースリリース より抜粋)
【出演者からのメッセージ】
布川敏和(82年デビュー)
「アッコは昔からとにかく明るく、現場の雰囲気を良くしてくれます。デビュー曲の『♂×♀×Kiss(オス・メス・キス)』は、僕と当時遊んでくれていた姉さん、アン・ルイスのプロデュースということもあり、キュートでカッコ良かった! アッコとなら、アイドル時代の放送禁止の裏話が飛び出しそうだ〜!」
森尾由美(83年デビュー)
「同期デビューで日頃より仲良くさせていただいております。私などより…と思ってますが、お声がけくださったことはとてもありがたいです」
浅香 唯(85年デビュー)
「私はずっと松本明子さんのような女性になりたいな! いや、ならなければ!! と思ってきました。どんな場面でも全ての人に優しさと思いやりがあって、とても素敵な方だと尊敬の眼差しで見ていた方です。今回のお誘いはとてもとても嬉しいです!! 楽しみにしています!!」
西村知美(86年デビュー)
「私、歌は苦手なので受付などでお手伝いできればと思いましたが、持ち歌も歌うコーナーがあるようで今から緊張しています。先輩の素敵な歌声の邪魔にならないように、私らしく頑張りたいと思います」
【公演概要】
タイトル:
松本明子 presents
黄金の80年代アイドルうたつなぎ 〜うれしなつかし胸キュンコンサート〜
日程: 2021年 1月16日(土) 昼公演 13:30開演 / 夜公演 18:00開演
会場: かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
出演: 松本明子、布川敏和、森尾由美、浅香唯、西村知美
チケット料金: 全席指定 8,000円(税込)
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