写真は会社から歩いて5分もかからない場所で、ちょくちょく利用させてもらっていたキッチンジローだ。昨日の一斉閉店が、情報バラエティでネタにされるほどファンが多かったことに改めて気付かされた。洋食食堂らしい風情ながら清潔感があり、居心地のいい店だった。米もきちんとうまいし、付け合せもビッとしていて気持ちのいいチェーン店だ。このつぶやきで僕はチェーン店が大嫌いのように思われてしまう言動があるが、んなこたーもちろんない。吉野家だってずっと愛し続けているし、蒲田でこよなく愛しているつけ麺大王だってかつてはかなりの店舗数を誇ったチェーン店だった。
報道で知ったのは、13店舗を閉店して2店だけ残るということだ。へーっ、もっとたくさんの店舗があるような錯覚をしていたのは、会社のそばでいつも「開いててよかった」と安心させてくれるからだろう。そして東京と大阪に一軒ずつ残るという報道だったから、東京で継続するのはもしやとわずかな望みを胸にだき店を見に行ったところ、ご覧の通りさみしく閉店していた。
東京ローカルで恐縮だが、キッチンが付く安い洋食店の名店が多い。先日惜しまれつつ閉店したかと思いきや、復活を遂げたキッチン南海の定食もサイコーだ。黒いカレーが有名だが、やはり洋食屋は定食である。この辺はキレンジャーを自認する僕でさえ道は外さない。高校時代に友人がバイトしていて、その店名のごとくご飯をたくさん盛り付けてくれたキッチンカロリーも最高の店で長く世話になっている。だがどちらもジローほどの店舗数はなく、南海に至っては暖簾分け形式なのだろうと勝手な想像をしているのは、高円寺にも同名の名店があるからだ。どこも大満足ながらジローの清潔感は飛び抜けていて、これが15店を展開している所以だろう。
僕がジローでオーダーするのはハンバーグかスタミナ焼きだった。今日はリッチにガツンといくぜという日は、2品盛りにして大満足を得る。と、そんな日がしばらく遠のいてしまったが、完全に幕を閉じたわけでなく2店舗を残したことに拍手だ。ここからまた増やしてってほしい。ぜひわが街でもまた復活を遂げてくれっ。がんばれジロー、フレーフレージロー!!