タミヤは、80年代に人気を集めた組み立て式ラジオコントロールカー『スバルブラット』を10月29日に復刻して発売する。
スバルブラットは、富士重工で生産されていたレオーネベースのピックアップトラック。輸出専用車種で国内販売は行なわれていないため、実車よりも本モデルによる知名度のほうが高いかもしれない。本モデルは83年に発売されたもので、これも人気だったマイティフロッグと共通の特徴的なスペースフレームを持っていたのもよく知られていることだ。しかし、マイティフロッグと異なり発売当初は380モーターを搭載しており、またデファレンシャルギアも非搭載でバギータイプでないブロックパターンタイヤを装備の、どちらかといえば走行性能というよりもスケールモデル的な要素を重視したモデルであった。マイティフロッグがポリカーボネート樹脂製のボディを持っていたのに対し、ABS樹脂製のリアリティあるボディを搭載していたことからもそれがわかる。
今回復刻されるモデルは、シャーシは当時のままに、マイティフロッグと同様、540モーター搭載でデファレンシャルギアも装備。また、精密金型を使用したリアルなスチロール樹脂製ボディはメッキ仕様。さらにスペースフレームまでメッキ仕様というゴージャスなもの。軽量なポリカーボネート製クリヤーボディもセットされ、メッキボディはディスプレイ用、ポリカボディは走行用に使い分けることもできるという心配りがニクイ。
当時のオーナーなら懐かしい一台のはずだ。この冬休みにでも組み立ててみてはいかがだろう。価格は2万800円。