気温は高いものの、空は秋色が混じっていてもう夏とは呼べない。56回目を迎えた夏は、おそらく人生の中で最も祭りごとが少なかった夏になってしまったが、充実した面も多々あった。大げさな言い方かもしれないけれど、生き方のシフトチェンジを考えよと強いられた。働き方がそのメインになっているものの、プライベートでも考え直さなければならぬことが多々あり、それはしっかりと対峙する時間ができたことによっていい決断を導き出せたり、アクションを作り出せたりしている。コロナのネガティブに対するカウンターポジティブがあるってことだ。今年いっぱいはこのシフトチェンジに積極的に取り組み、パワーアップして令和3年を迎えようと自分に言い聞かせている。
ただ、そこにのしかかる大きなネガティブ案件がある。もしも…が起こったら僕は令和3年を生き抜けないだろう。それは〜、「箱根駅伝」が開催されるか否かだ。げっ、そこかっ!?
元旦のニューイヤー駅伝から始まり、3日まで真昼間から呑み続けながら観る箱根によって、僕は1年分のエネルギーをチャージしている。いつからこんなジャンキーになったかは自分に問うても定かではないが、ともかく1年で最も長い時間にわたってテレビとお友達になる。そんな無駄とも取れる時間を過ごすことに、強く強く幸せを感じて1年を乗り切るのだ。もしも箱根駅伝が中止になってしまったらと、夏以前から心配している今日だ(バカ)。
箱根を目指す、特に4年生にとっては心配どころでないだろう。だが冒頭で述べたように、今我々は強くシフトチェンジが求められている。社会全体にのしかかっていることで、うちの会社だって例に漏れず被害は甚大だ。が、ただ指をくわえているわけにゃいかないと、次々にアクションを作り出している。お仕事をさせてもらっているコーラスグループの フォレスタ を、僕ら世代に広げるプロデュースをしていくことにした。これは、彼らのコンサートがなくなってしまったことでひねり出せた時間のおかげである。今月末にはうちの会社がプロデュースする「ON LINE 2りんかん祭り」がいよいよ開催だ。そしてなんと、昨日は新雑誌の会議が始まった。と、シフトチェンジバリバリである。だからね、箱根駅伝だけは奪わないでくださいな、関東学生陸上競技連盟さん。断固として開催する姿勢で臨んでくれっ!!