梅干しのチカラいただきます!の巻

皆さん、梅干しは好きですか? 酸っぱいのは苦手、嫌いではないけど食べる機会はあまりないという人もいるかと思いますが、私は毎日1粒お昼のお弁当に梅干しが入っています。「入れています」と言いたいところですが、お弁当は毎朝連れ合いが作ってくれるので、「入れてもらっている」というのが正しいです。なんとなく身体にいいだろうと思うので、欠かさず入れてもらっているのですが、そんな梅干しの効能をいま一度調べてみました。

 

まず、その酸っぱい成分のなかには、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸が豊富に含まれていて、糖質の代謝を促し活性化させる働きをもっています。それらは、疲労回復、腰痛や肩こりなどの緩和、老化防止に役立って疲れにくい身体になる手助けしてくれるのです。そして、食欲不振になりがちな今のような季節でも、唾液の分泌を促進させて食欲を増進させてくれます。これだけでも夏バテ防止にはもってこいの食材だということがわかります。

さらに注目すべきは「血液サラサラ」に大きな力を発揮してくれる点です。健康でいるためには血液や細胞液の体液を弱いアルカリ性に保つ必要がありますが、ごはんやパン、肉や魚などの酸性食品を食べた過ぎるとそのバランスが崩れ、体液が酸性化すると血液はドロドロになってしまいます。そんな酸性に傾きがちな食事で効率よくアルカリ性食品をとることができるのが梅干し。牛肉100gに対して、たった5gほどの梅干しで中和することができるのだそうです! よく、お肉を食べたら野菜も食べましょうと言われるのはそのためですが、なかなかたくさんは食べられない…そんな時は梅干しを一つ食べることで血液の酸性化を防ぐことができるのです。さらに梅干しに含まれるピルビン酸という成分は肝機能を高めてくれるとも言われていますので、お酒を飲む人にもうれしいですね。

今の季節、汗をかいて失われるのは水分だけではありません。身体にとって大切な塩分も失われています。先週お話しした「水中毒」を防ぐには、ミネラルの補給が欠かせません。大量に汗をかいてしまった時は梅干しを1粒食べると、疲労の回復とともにミネラルも補給できますから一石二鳥です。

梅干しが食べられない人におすすめの「スッパイマン」

とはいえ、毎日梅干しを持ち歩くというのもなかなか難しいですし、どうしても梅干しが苦手という人もいると思います。そんな方は「スッパイマン甘梅一番」はいかがですか(笑)。ご存じ方も多いと思いますが、 沖縄の人気土産のひとつです。ネット通販などで買うこともできるので、ぜひ「スッパイマン」で検索してみてください。ちょっと甘みがあって、酸味が苦手な人でも食べられると評判のようです。梅干し代わりに、手軽におやつ感覚で食べられるすぐれものですよ。ちなみに外出先で食べるなら「たねなし」バージョンがおすすめです!

はるか昔からずっと食べられてきた梅干し。日本の食文化が変わっても、決してなくなることはなく、これからも受け継がれていくであろう梅干し。暑い夏こそ、その酸っぱいパワーをいただいて夏バテを吹き飛ばしましょう!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

1件のコメント

  1. 楽しく拝読しています。梅干しや炒り大豆は昔から良く食べていますよ。昨年の8時間耐久オートバイレースでも、メカの私は耐火つなぎのポケットには梅干し!ついでにミネラル麦茶か、炭酸水。これでレースウィークは全て完璧でした。梅干しパワーが昔からの知恵。やめられませんね~‼️

コメントは受け付けていません。