今朝、袋入り即席麺では何が好きかのアンケート記事を見た。3位が「チキンラーメン」、フムフム。2位が「うまかっちゃん」、うーんそうくるか。1位が「サッポロ一番」となっていたが何味かは記されていなかった。ダメじゃん。
俺たち世代がガキの頃、カップ麺はまだまだ高嶺の花で過ごし、より身近なご馳走だったのは袋入り即席麺だっただろう。そんな俺たち世代が選ぶベスト3だとどうなるだろうか興味がある。ではここで、僕の第3位から発表させていただこう。ドゥルー、ジャン!! 「チャルメラ」。パッケージのチャルメラおじさんに癒されるのがなんともたまらず、味も昭和な感じで大変よろしい。おじさんの雰囲気と味がぴったりとシンクロしているのがたまらないのだ。
続いて第2位は? ドゥルー、ジャン!! 「日清焼そば」。即席の焼きそばが大好きで、かつては中毒患者だった時期があった。サッポロ一番もラインナップしていて甲乙つけがたいのだが、あちらの液体スープに対して日清は粉なのがよい。よりジャンクな感じが僕にはたまらないのだ。こう書いていて食いたくなってくるほど愛している。
そして第1位は? ドゥルー、ジャン!! 「サッポロ一番 塩らーめん」。「これっきゃないでしょ、第1位は」と堂々と書くと叱られそうだな。きっと俺たち世代で、サッポロ一番ブランドを1位にする者は多かろう。前述の記事でも1位だったし。が、山よりも高く海よりも深し大きな問題は何味かである。同じブランドを名乗りながらもまったく異なる食い物だと、僕は強く主張する。おそらく皆さんの好みも大きく分かれ、議論を呼ぶことだろう。
どれも美味い。「しょうゆ味」もものすごく好きだが、素朴さにおいてチャルメラにわずかながら及ばずだ。「みそラーメン」だって捨てがたいのはもちろんで、生まれて初めて食った味噌ラーメンがこれという同世代は少なくないのではなかろうか。僕はまるっきりその通りで、もちろん大好きな昭和の味だ。が、やはり塩が勝る。
「塩らーめん」は水とスープを減らして塩焼きそばにするのもうまい。残った粉末スープはもちろんお湯でいただけばリッチリッチ。さらに、金がなかった頃のサイコーのつまみだったのが、袋の上から麺をクラッシュしてスープをまぶしながら食う。これも一時期中毒だった。つまり「サッポロ一番 塩らーめん」は3通りの食い方が、それぞれにサイコーなのだ。とした、僕のランキングに異論反論は多かろう。さあみなさん、かかって来なさい。