8月11日より好評発売中の『昭和50年男』2020年9月号/vol.006 。
「Air Max 95」の表紙が目印の「オレたちを熱狂させたブランド」特集号! ということで、もうお手にとってみていただけましたでしょうか? ま~だだよ、という方、欲しいけど近所に売ってなくて…という方のために、“誌面ちょい見せ!” 、またまたいっちゃいます。
さ~て、今回のブランドは…? 「アップル」です!
特集/オレたちを熱狂させたブランド
<CHAPTER 2 LIFE>
「“Think different” の精神にファンも熱狂― 未来を感じさせたアップル」… p.050~051
「“Think different” の精神にファンも熱狂― 未来を感じさせたアップル」… p.050~051
1990年代のアップルは、経営危機から創始者であるスティーブ・ジョブズの電撃復帰、そしてiMacによる経営再建と、ストーリー性に富んでいた。そして、世界的大企業としてさらなる大きな変化の時代を迎えていく。その前夜を振り返ってみよう。
不肖・筆者などは、MSXの次に本格的に触ることになったパソコンがMacだったもんで、ぶっちゃけマウスオペレーションでGUIでWISYWYGとかいうだけでもうシビレてて、当時はすっかりアップル信者でした。
そして、“アップル神話” とでも言うべき数々のエピソード… たとえば、創始者スティーブ・ジョブズがCEOとなるジョン・スカリーをペプシコーラから引き抜いた時に言ったという「このまま一生砂糖水を売り続けるのか、それとも世界を変えるか?」なんてセリフや、結局そのスカリーに追放されてしまう、なんてドラマチックな展開にもやっぱりだいぶシビレてたと思います(笑)。ただのパソコンじゃなく、未来を変える “革命のためのツール” といった趣きが当時のアップル、Macには色濃くあったんですよねぇ。
さらに、まだインターネットが普及する前、1990年代初頭は “マルチメディア” というワードがもてはやされていて、そういった文脈でも、Macやそのソフトがサブカル好きを魅了していました。
昭和50年男でハマってた人がどのくらいいたもんかはわかりませんが、当時の『WIRED』誌とか、そのフォロワー的サイバーサブカル誌もいろいろあったり、Macの「ハイパーカード」や「マクロマインド・ディレクター」でオーサリングされたマルチメディアなフロッピーマガジンをオサレアイテムとして首から下げ、虹色アップルマークのキャップかぶってクラブへ…みたいな~? そんなノリが確かにあったワケです。
そして、“アップル神話” とでも言うべき数々のエピソード… たとえば、創始者スティーブ・ジョブズがCEOとなるジョン・スカリーをペプシコーラから引き抜いた時に言ったという「このまま一生砂糖水を売り続けるのか、それとも世界を変えるか?」なんてセリフや、結局そのスカリーに追放されてしまう、なんてドラマチックな展開にもやっぱりだいぶシビレてたと思います(笑)。ただのパソコンじゃなく、未来を変える “革命のためのツール” といった趣きが当時のアップル、Macには色濃くあったんですよねぇ。
さらに、まだインターネットが普及する前、1990年代初頭は “マルチメディア” というワードがもてはやされていて、そういった文脈でも、Macやそのソフトがサブカル好きを魅了していました。
昭和50年男でハマってた人がどのくらいいたもんかはわかりませんが、当時の『WIRED』誌とか、そのフォロワー的サイバーサブカル誌もいろいろあったり、Macの「ハイパーカード」や「マクロマインド・ディレクター」でオーサリングされたマルチメディアなフロッピーマガジンをオサレアイテムとして首から下げ、虹色アップルマークのキャップかぶってクラブへ…みたいな~? そんなノリが確かにあったワケです。
しかし、Macがパソコン業界に占めるシェア、売り上げという面では、決してよろしくもなく… 商品展開も低価格機や互換機戦略などでだんだんブレブレのダサダサになってしまい、90年代中盤には身売りの話も出るほど、かなりヤバい経営状態にあったといいます。そんな状況を一挙逆転したのが、ジョブズの電撃復帰と “トランスルーセント” なデザインで一世を風靡した iMac だったんですねぇ… いやはや、やっぱりドラマチック!
っと、だいぶ個人的な話で脱線してしまいました。上の方で載せた誌面サンプルは、4ページのうち、iMac登場の後半にしてみたんですが、記事全体としては、主に90年代のアップルを俯瞰する内容になっております。アスキー(当時)のアップル系専門誌で編集長を務め、現在は「TechCrunch Japan」編集長の吉田博英氏に取材し、iPod、そしてiPhoneの登場へとつながっていく展開について語っていただきました。当時からMac好き、パソコン好きだった人なら、そうだったそうだった!とうなずきながら読める内容となっていることでしょう。
直近では、人気ゲーム『フォートナイト』への処置に対して、アップル神話を築き上げた重要な要素のひとつでもある『1984』インスパイアCMをネタに反撃されてしまったアップル。個人的には、いつまでも “Think different” な革命者の味方として、反 “ビッグブラザー” のロックな存在であって欲しいのですが…どうなることやら??
…といったワケで、ついつい長まってしまいましたが、そんなアップルの記事もしっかり掲載(?)した『昭和50年男』9月号/vol.006「オレたちを熱狂させたブランド」特集号、ぜひ読んでみてくださいね~。
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