10月14日。
中森明菜さんにふられて
銀座のママに代役(?)をお願いしたことは、
以前このコーナーで書いたとおり(こちらとこちら)。
〆切まで押し詰まったこのタイミングでの取材となった。
この日のメンバーは、
藤岡さんのときにも撮ってもらったカメラマンの鈴木敏也さんとそのアシスタント、
作家の中部博さんと俺の4人。
我々にしてみれば大所帯だ。
1人でカメラマン・編集・ライターの3役をこなすことだってあるんだからさ。
ゾロゾロ。
まだ夜の準備もスローペースの時間帯の銀座を
似つかわしくない4人がゆく。
ゾロゾロ。
約束の店に到着したがママ不在である。
この取材を仕込んでくれた中部さんが連絡を取ると、少々遅れるとのこと。
じゃあ茶でもするかとまたゾロゾロと移動。
うーん、この4人、しつこいようだが
銀座の街には似合わない。
テキトーな茶屋を見つけて、共通の話題を模索しながら話す。
ボクはみんなを知っている。
みんなはみんなを知らない。
こういう時間は、実におもしろい。
一生出会うことなかったかも知れない人同士を引き合わせて、
仕事以外の話題に興ずる。
人間同士がつながりを持っていく感じがいい。
しばらくするとママから連絡が入り、取材が始まった。