老眼に近眼にかすみ目の巻

仕事がら、パソコンの画面を眺めている時間が多い…という方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。かく言う私もその一人です。さらには私の場合、紙の雑誌の校正という極めてアナログな作業が2ヶ月に3冊やってくるのですが、最近細かい字が見えづらく、特に夜になるとかすむというかぼやけるというか、雑誌の本文はともかく、「キャプション」と言われる、画像などの横に入っている説明の文字が本当に見えなくなります。

このキャプションは、通常の本文の文字より文字の大きさが小さいので、そりゃあ見えません。さらに、「クレジット」(権利表記)という、よく映画の場面写真とかに「ⓒ……」と書かれている文字に至ってはまさに極小!夜になって目が疲れてくると、本当にゴマ粒のように見えます(笑)。

今日も実際に、「積」という字が間違って「績」となっていたのを、見落としていて、気がついたデザイナーさんが指摘してくれました。今回はたまたま誰かが気づいてくれたおかげで誤植にならずに済みましたが、ちょっと前から結構ヤバいなとは感じていました。見えないからといって間違いを見逃してしまっていてはダメなわけで、この事態を放っておくわけにはいかないと考え、先日ついに家で連れ合いが使わなくなった(と思われる)ハズキルーペもどきを会社に持ってきてしまいました。これはやはり「拡大鏡」ですから、文字が大きく見えるのはいいのですが、長時間かけて文字を見るというのはキツイものがあります。本当に小さくて、肉眼で識別できないくらいの画数の漢字などを確認する時用といったところでしょうか。

右手前2つが老眼鏡(+1.0)、左がハズキルーペもどき拡大鏡

若い頃は自慢の視力だったのに

50代の半ばに差しかかる頃には普通に視力が衰え始め、かつては左右2.0を誇った自慢の視力が、年々着実に下がって、今は無残にも0.4と0.3。スマホも20cm以内では見えにくいという軽度の老眼も…遠くも見えず、近くも見ずらい、老眼鏡をかけても、疲れてくると小さい字がまるで見えないとくれば、もはや「引退」の2文字がちらつきます(笑)思うようなパフォーマンスが出せなくなったら、その時が引き際…な~んてスポーツ選手のようにカッコいい話ではありませんが、現実問題として、文字を読む仕事で、その文字が見えなくなったらそれはかなりまずい状況です。よくならないまでも、これ以上悪くならないような習慣を心がけないといけませんね。自宅でできる改善方法はないのでしょうか?

ありました、ありました!やはり目にも「運動」が必要なんだそうです。どうしても普段の生活では、近くのものばかり見がちですが、意識して遠くと近くを交互に見ることで目の筋肉を鍛えるというもの。やり方は、目の前30~40cmくらいの位置で目の高さに親指を立て、親指の爪の先に焦点を合わせ、次に部屋のいちばん遠くにあるものや窓の外を見るというの交互に繰り返すだけ! 1日5分程度でいいのだそうです。これなら今すぐ始められそうですね。この目の筋肉を鍛える方法によって、0.3だった視力が1.0まで改善した人もいるらしいので、早速始めてみましょう。

それ以外には、当然ですがスマホやパソコンを必要以上に見すぎない、睡眠を十分とるというのも大事なことに違いありません。最近話題のピンホールメガネも、視力を回復するというよりは、目に入ってくる光量を抑えてくれるという効果から、リラクゼーション用として使用しているという人もいるそうです。

ピンホールメガネ。100円ショップなどでも手に入ります。

とにかく、字や物が見えずらいというのはつらいですし、知らず知らずのうちにしかめ面になってしまって、周りの人にも変な顔を見られているかも…。最近、老眼かな?とか、視力落ちたなとか、目がかすむなんていう自覚のある方は、目のストレッチと目を休ませることを心がけてみてはいかがですが。昔から老化は目からと言われていますので、そのサインを感じたら老化の始まり!でも、まだまだ老け込みたくなんてないという方は、まずは「目の老化」に抗いましょう!

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