8月に入ればいろんなことが再始動する流れになっていた。ほんの2週間前までは、いろいろと気をつけながらもがんばろうといういい雰囲気になっていて、社会の流れを鑑みながらいよいよ「浅草秘密基地」も開催に踏み切る判断基準のようなものを作ろうかと思っていた。くそーっ、オラの楽しみ返せっ、バカコロナっ!!
今月30日にプログラムされていた、僕にとってはライフワークになっているバイクイベント「カワサキコーヒーブレイクミーティング」の中止が今日発表された。先月中旬には、やっと訪れるであろう再開に向けて兵庫県西明石まで出かけて、最大の注意を払って運営しようと打ち合わせた。が、ご周知のとおりその後徐々に悪い空気となり、ここのところ完全に潮目が変わってしまった。残念ながら今日の中止発表に至ったということだ。
そんな今日は月曜日だ。本来であれば浅草で読者のみなさんとどんちゃん騒ぎの日である。10年以上、ほぼ休みなく続けてきた習慣がなくなってしまって久しい。ポッカリと穴が空いてしまったようで、寂しいったらない。久しぶりに大阪で開催しようなんて話が出ていたのに、これも完全に遠ざかってしまった。博多も暮れの開催に向かってそろそろ打って出たいところだったが、やはり完全に逆風である。
それにしてもだ、苦渋の選択で自粛を呼びかける都道府県や市区町村に対して、まるでだんまりを決め込むような国という構図はどう考えても狂っている。この緊急事態に国会を招集しないことに、国民はもっと怒りの声を上げるべきだろう。Go toなんちゃらが完全悪とは言わないが、国会休止状態なのに断行しているのがまるで支離滅裂である。こんなバカげたことがまかり通っている今だから、自分の頭を使って行動せねばならない。無責任に視聴率稼ぎで垂れ流される情報を鵜呑みにするのではなく、精査しなくてはならない。そのために、思考を張り巡らせながら共有するいい仲間が必要で、その仲間に愛を持って接する時間が大切だ。最新号の巻末に掲載した、宮台真司さんのインタビューは僕が訴えたいこととピタリとシンクロする。飲み込んでほしい言葉がたくさん踊っている。ぜひっ!! 怒りに乗じて宣伝かよと思うなかれ(笑)。本当にキチンと自分を持つことが現在に強く求められていることを、僕なんかより的確に語っているのだ。
この際「秘密基地」という素晴らしい仲間との集いを、自己責任の名の下で再開させたろかっ。責任者不在状態で展開されているGo toなんちゃらより、よっぽどマシだと思えてくる。