よく言われることではありますが、’80年代のCD登場時、キラキラ光るディスクに未来を感じてワクワクしつつも、それまでのアナログレコードに比べてあまりに小さくなったことで、ほとんどの人がビジュアル的な物足りなさを覚えたんじゃないでしょうか。やっぱり、眺めてよし、かざってよしな、あのレコードジャケットのサイズには魅力がありましたよね。
それに、カラーレコードやピクチャーレコードというのも、マニア心をくすぐるアイテムだったと思います。時代が一気にカラフルになっていった ’70年代末~’80年代初頭、ちょうどテクノ・ニューウェーブの時代には、特にそんなレコードが流行っていたんじゃないでしょうか?
CDにも凝ったレーベル面というのはふつうにありましたが、やっぱり比べるとアナログレコードの圧倒的なサイズ感、モノ感が、所有欲を満たしてくれたところもあったんじゃないですかねぇ。
そんな想いも今や昔、巷の音楽シーンはすっかりデジタル、サブスク配信が中心で、ジャケットを手に取ることすらなくなりつつありますが… だからこそ今一度、音楽を “所有” する喜びを!ということで、あえてのアナログ盤リリースがトレンドになっているのでしょう。
イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)が日本中に一大テクノポップ・ブームを巻き起こした歴史的名盤『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』が、初回発売時に準じる透明イエローのアナログ盤で再発売されることが決定した。完全限定生産。
オリジナルは1979年9月25日にアルファレコードより発売された彼らのセカンド・アルバム。ヒットシングル「ライディーン」「テクノポリス」、後にエリック・クラプトンやマイケル・ジャクソンにもカヴァーされる「ビハインド・ザ・マスク」を擁し、社会現象的なブームを巻き起こした初期 YMO の代表作と目される。ジャケットに写るメンバーの赤い人民服風コスチューム、もみあげを短く剃り落とすテクノカットは、テクノポップのアイコン的なヴィジュアル・イメージとなった。年をまたいで1980年オリコン週間及び年間アルバムランキングで1位を獲得、その年の日本レコード大賞でもベスト・アルバム賞を受賞するミリオンセラーとなった。現在もなお、日本のロック/ポップス史に残る名盤としての存在感を誇っている。
2018年、結成40周年記念企画「YMO40」の一環として、ボブ・ラディック(リマスタリング)、バーニー・グランドマン(アナログ・カッティング)という米国の名匠エンジニアを起用してのアナログ再発が実現したが、完全限定生産につき早々に完売。オリジナル発売から41周年を迎える今年、ファンからの熱烈なアンコールに応えて、2018年版の原盤マザーを流用し初回発売盤に準じる仕様での再発売が実現することになった。
YMO結成40周年オフィシャル・サイト
http://www.YMO40.com
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