つい1週間前に東海道を歩いていたときは、爽やかな空気で快適だったものの、汗ばむような気温だった。その1週間前はまだまだ熱中症に注意しましょうとテレビから聞こえていた。ところが、今日の東京地方ったら寒いくらいで、今朝はちょっと早いかなと思いながらも秋物のハーフコートで出社した。やはり異常気候なんだななんて思っているところに、朝日の朝刊では北半球のオゾンホールがまずいことになっていると1面で報じていた。そうとう危険なところにあるようで、記事では紫外線対策をしっかりとしなければならないと、危険をうながしていた。
僕ら昭和40年男にとって日焼けは男の象徴だった。女の子もみんなコンガリかわいかった。サーフィンブーム真っ盛りで、波には乗れなくても黒くはなりたかった。コパトーンの香りを嗅ぐと、10代の甘酸っぱい想い出がフラッシュバックする世代である。そんな僕だから、日焼け促進のオイルを塗ることはあっても日焼け止めなんざ付けてたまるかと、鈴鹿の8時間でも東海道の旅でもしっかりと拒絶してきた。そもそも太陽は元気の源だから、夏はこんがりと焼けるものである。今では後悔しているのだが、一度だけ塗ってしまったのは去年の『昭和40年男』の企画で、北海道チャリンコの旅のときにみんなに脅されて手を出してしまった。
コパトーンのトレードマークであるイラストを覚えてる? あれ、時代とともお尻との色の濃淡差がドンドンなくなっているのだ。さらにホームページをのぞいてみるとなんと、コパトーンはUVケアブランドと名乗っているじゃないか!! いつからなんだろう? 少なくとも僕たちがお世話になっていた時代は違うと思うのだが。
一気に秋が深まってしまった今日、そんなことを考える必要があるのかと自分にツッコミを入れながら、47歳を迎える来年の夏には日焼け止めを使うのかと、真剣に悩んでいたりする僕なのだ(笑)。