『昭和40年男』本誌にも「昭和鉄道S40系」という、文字どおり昭和の鉄道についての連載があったりするんですが、ことさら鉄ちゃん、マニアというわけではなくても、男子たるもの基本的には鉄道好きですよね。特に、時代とともに消えていった路線や列車には郷愁と浪漫をそそられるんじゃないでしょうか。…といったワケで、鉄道本のご紹介です。
インプレスグループで鉄道・旅・歴史メディア事業を展開する 天夢人(てむじん)から、2020年7月17日(金)に、旅鉄BOOKS 029『昭和・平成の名列車がよみがえる 夜行列車の記憶』が刊行されます。価格は1,800円(+税)。
戦後復興から高度経済成長期にかけて、物流はもちろん人々の移動手段の主力だった鉄道。その中でも、夜のうちに長距離移動ができた夜行列車は画期的な存在で、寝台特急を中心に数多くの列車が運転されていました。
本書は、昭和30年男の鉄道ジャーナリスト・松本典久さんが1960年代以降に乗車した夜行列車の乗車記録をまとめたもので、豊富な写真や当時のダイヤ、編成図とともに、往時の車内の様子を臨場感いっぱいに振り返ります。
元祖ブルートレインの「あさかぜ」や最後のブルートレイン「北斗星」といった王道の列車から、寝台特急と同じく夜行列車を語る上で外せない急行列車、そして少しマニアックな夜行普通列車まで、全部で19列車が登場。
深夜の移動の足として、出張に向かう会社員や、受験生、就職活動、旅人などなど、多くの人々を運んだ夜行列車。実際出かけてる場合か!?というコロナな現状もありますし、“心と記憶のGoToキャンペーン” とでも洒落こんで… 愛すべき夜行列車たちの往時の姿を本書でじっくりと楽しんでみては?
インプレスグループで鉄道・旅・歴史メディア事業を展開する株式会社天夢人(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝峰富雄)は、2020年7月17日に、旅鉄BOOKS 029『昭和・平成の名列車がよみがえる 夜行列車の記憶』を刊行いたします。
特急列車・急行列車はすべての停車駅の時刻を
普通列車は主要駅の停車駅の時刻を掲載著者が乗車した当時の時刻表を調べなおして、停車駅ならびに着発時刻を詳しく掲載。客車列車ならではの機関車付け替えによる長時間停車や、急行列車の思わぬ停車駅、一昼夜走り続ける普通列車など、今見てみると少し驚きの列車運用が見えてきます。また、上野~青森間(常磐線経由)の列車など、同一区間を走る列車を複数取り上げている場合、列車種別による停車駅や所要時間の違いも読み解くことができます。
(左から寝台特急「ゆうづる」、急行「十和田」、普通227列車の時刻表。いずれも常磐線経由で上野~青森間を結んだ)
編成表は設備と車両形式で紹介
著者が乗車した時代に組まれていた各列車の編成表も掲載。食堂車が連結されている列車、座席車が連結されている列車、さらには寝台車が連結されていない列車など、などさまざまな夜行列車の編成図がひと目で見てとれます。
【目次】第1章
東京発着の夜行列車
寝台特急「はやぶさ」
寝台特急「あさかぜ」
寝台特急「出雲」
急行「銀河」
大垣夜行第2章
上野発着の夜行列車
寝台特急「北斗星」
寝台特急「ゆうづる」
急行「津軽」
急行「十和田」
急行「越前」
常磐線 普通227列車第3章
京都・大阪発着の夜行列車
寝台特急「あかつき」
寝台特急「明星」
寝台特急「日本海」
急行「天草」
急行「玄海」
紀勢本線 快速1395M第4章
北海道・九州内の夜行列車
急行「大雪」
日豊本線 普通522列車
【著者プロフィール】
松本典久(まつもと・のりひさ)
1955年東京生まれ。東海大学海洋学部卒業。幼少期から鉄道の魅力にどっぷりはまり、出版社勤務後フリーランスライターとして鉄道をテーマに著作活動。乗り鉄だけではなく、鉄道模型や廃線などにも造詣が深い。近著は『60歳からの青春18きっぷ入門』(天夢人)、『オリンピックと鉄道』(交通新聞社新書)など。【書誌情報】
書名: 旅鉄BOOKS 029 『昭和・平成の名列車がよみがえる 夜行列車の記憶』
仕様: A5判 160ページ
定価: 1800円+税
発売日: 2020年7月17日全国書店、オンライン書店のAmazonなどで発売中。
https://amzn.to/2Xu1F4u
【株式会社天夢人】 https://temjin-g.com
2007年設立。隔月刊雑誌『旅と鉄道(奇数月21日発売)』をはじめとする、鉄道・旅・歴史・民俗・カルチャーをテーマとした雑誌や書籍を発行し、人生を豊かにするための情報を発信しています。【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」「学術・理工学」「旅・鉄道」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
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