コロナ給付金で65歳の自分へ脅迫!?

「支給されたよ」なんて話がちらほら聞こえてきた一方で、「まだかっ、遅い」なんて怒りの声が上がっているが、俺たち世代があまり目くじら立てるのは無粋ってもんだ。役所には大変な負荷がかかっているのだから、気長に待とうじゃないか。僕は早くももらったつもりになって、これまでの人生で経験のない買い物をした。

 

俺たちったらジーンズ世代ですな。最近の若者はだいぶ離れてしまったようだが、僕は断然ブルージーンズだ。長いことリーバイスを好んでいたがモデルチェンジによって離れてしまった。さんざん探して見つかったのがエドウィンで、もうかれこれ20年近い付き合いではなかろうか。この歳なんだからメンズクラブに紹介されているようなブランドにすればいいのだろうが、価格が気になってしまう小市民だ。

 

昔っからタイトなのが好きで、ギリギリで入るようなのを選ぶ。今のお気に入りのモデルは502という写真のこいつ(トイレの鏡で撮影・笑)で、困ったことに最近ジーンズショップから消えてしまった。3軒見たがどこにもないのは、きっとモデルチェンジでこうしたことはよくある。となると、また1からお気に入りを探すのがかったるいなと思っていたところ、ネットで検索すると買えるところが見つかった。なるほど、サイズやカラーがもう残り少ない。

 

現在1本持っていて、僕は一気にカラーバリエーションで4本を購入してしまったのだ。同じモデルを5本所有って、これこそ給付金らしいと決め込んだのだ。残りは普段食えないようなうまいもんで消費しようなんて考えている。5本を回しながら履いていたら、相当先まで付き合えるはずだ。普段の僕は2本をメインに回していて、それでも3年は愛用できる。これが5本となれば単純計算で7.5年だ。うまくいけば10年履けるかもしれない。還暦どころか65歳まで僕はエドウィンと付き合うことになりそうだ。なんだか壮大なスケールに感じてきた。

 

自分への脅迫でもある。タイトなジーンズをこの先10年履けよである。太っちゃならない(今はダイエット中だが)のと、あまりにも老け込んでしまうと似合わなくなる。ウンウン、55歳を迎える直前にこの脅迫は悪くないじゃないか。65歳の誕生日にこのジーンズを履いてこのサイトでつぶやく。ウンウン、いい目標ができたじゃないか。みなさんもぜひっ、バカバカしく使っちゃいましょう。僕は人生初のバカをやってみて、大変気分がよろしい!!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で