まだまだ東京では油断できない新型コロナウイルスの感染拡大。いまだ在宅での勤務という人もいれば、外出を控える人、そもそも外出が怖いという人もいるのではないでしょうか。そんな状況で、心配なのは運動不足と、引きこもることによる精神的なダメージです。出かけようにも買い物以外の目的が見つからなかったり、行ってみたいと思うところがないという方におすすめの本『だから歩く旅はやめられない シェルパ斉藤の遊歩見聞録』が発売中です。国内外のトレイルをはじめ、さまざまな場所を旅し続けて30年以上、日本のルートをもっとも多く歩いているバックパッカー、「歩くスペシャリスト」による〝歩く旅〟傑作選です!
いきなり「歩く旅」なんてちょっと難しいかもしれませんが、実際にはすぐにでかけられなくても、「いつかは!」という気持ちになって読むことで、まずは疑似体験ができるかもしれません。旅というのは、風景や人との出会い、日常からの解放感などたくさんのメリットがありますが、そこに「歩く」という要素が加わることで、通常とは違う旅が体験できるということを本書を通じて知るだけでも前向きな気持ちになれるのではないでしょうか。
定年退職して時間がたくさんできたら、ゆっくり旅に行ってみたい…なんて考えている方にぴったりの本書で、旅のイメージをふくらませ、じっくり計画してみてはいかがですか!
以下、リリースより
「誰もが旅に出ると出会いやドラマが生まれ、それを人に伝えたくなる」。
1989年、アウトドア誌『BE-PAL』で東京から大阪まで全長1343kmの東海自然歩道を歩く連載企画を担当して以来、トレイルと名がつく日本のルートをもっとも多く歩いているバックパッカー、シェルパ斎藤さん。『BE-PAL』の連載は今も途切れず、30年以上続けている。
本書は、地球のさまざまな場所を歩き続けてきた著者による〝歩く旅〟傑作選!
7つの歩く旅に分けて、さまざまな旅先での人々との出会い、笑いと涙、感動たっぷりのエピソードを収録している。
- 山を歩く
- 島を歩く
- 村を歩く
- 犬連れで歩く
- 被災地を歩く
- 海外を歩く
- 長い道を歩く
«10kgの荷物があったとする。
手に持って歩いたら50mくらいで音を上げるだろう。
でもバックパックに入れて背負えばずっと歩ける。
休憩を繰り返し、日数をかければどこまでも歩ける。
地球のどこにだって行ける。
実際は行けないかもしれないけど、行ける気になれる。
それがバックパッキングの真髄だ。
歩く旅のおもしろさだ。
特別な能力も技術もいらない。
歩いて生活している人なら誰だって歩く旅に出られる。
道具をそろえてしまえば、お金もかからない。
交通費はいらない、自炊すれば食費も安く済む。
宿に泊まらず、テントで寝れば宿泊費だって不要だ。
自分の頭で考え、自分の足で進んで、自己責任を負う、
100%自由な旅だ。»自由で、お金もかからず、ひとりでも楽しめ、健康的で、悩みも吹っ飛び、気持ちが前向きになる――。
いいこと尽くめの歩く旅に、今すぐ出かけたくなること間違いなし!
「歩く旅の装備」をはじめ「おすすめの国内&海外トレイル」、「歩く旅が楽しめる島リスト」、「犬連れ旅のワンポイントアドバイス」などの実用コラムも満載。〈目次〉
第1章 山を歩く
開山祭りで八ヶ岳縦走、3日間の旅
北アルプスから日本海へ、一本道をゆく
歩けば答えは見つかる(!?)飯豊連峰縦走
【コラム1】「歩く旅」の装備第2章 島を歩く
ココは本当に東京? 絶海の孤島・青ヶ島
懐かしい友を訪ねて、はるかトカラ列島へ
【コラム2】 歩く旅が楽しめる島リスト第3章 村を歩く
あのキリストが眠る(!?)村でトレッキング【青森県・新郷村】日本一大きい村で、熊野古道とバスの旅【奈良県・十津川村】
登頂1万回以上!? ナニワで愛される金剛山【大阪府・千早赤阪村】
どぶろく街道で『酔って候』【高知県・三原村】
山深い村でおばあちゃんの民話に癒やされる【東京都・檜原村】
【コラム3】 村ってこんなにおもしろい!第4章 犬連れで歩く
愛犬センポと小豆島お遍路バックパッキング旅
北海道・日高山脈を犬連れヒッチハイク
【コラム4】 犬連れ旅のワンポイントアドバイス第5章 被災地を歩く
犬連れ父子で東北海岸をゆく【旅立ち編】久慈から「海のアルプス」をめざす【単独編】
父と息子の絆を深めるザ・男旅【父子編】
未来と希望を感じて歩く気仙沼大島【厳冬編】【コラム5】 国内おすすめトレイル
第6章 海外を歩く
世界一有名な巡礼の道、スペインの聖地をめざす
【コラム6】 海外おすすめトレイル第7章 長い道を歩く
30年目の東海自然歩道『だから歩く旅はやめられない
シェルパ斉藤の遊歩見聞録』
著/斉藤政喜
定価:本体1300円+税
判型/頁:4-6/256頁
ISBN978-4-09-388766-3
小学館より発売中
本書の紹介ページはこちらです↓
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388766【著者プロフィール】
斉藤政喜(さいとう・まさき)
1961年生まれの紀行作家。就職経験なし。揚子江をゴムボートで下ったことがきっかけで、フリーランスの物書きになる。アウトドア雑誌『BE-PAL』でバックパッキングや自転車、オートバイ、ヒッチハイク、耕うん機、犬連れなど、自由な旅の連載を30年以上続けている。1995年に八ヶ岳山麓に移住。家をセルフビルドして自己完結型の田舎暮らしを楽しんでいる。踏破した国内外のトレイルは60本以上。泊まった山小屋は130軒以上。テント泊は1000回以上。『ニッポン10大トレイル』『世界10大トレイル紀行』『犬連れバックパッカー』『行きあたりばっ旅』『東方見便録』など、著作は30冊を超える。