昨日は月イチのお楽しみ、杉 真理さんがハーソナリティを務めるラジオ番組『アフタヌーンパラダイス』に電話出演した。3月にいつもの公開生放送ができなくなり、エフエム世田谷のオフィススタジオからの放送になってしまった。そして先月よりは、電話出演となってしまい昨日もオフィスからお送りした。去年は12回の放送のすべてを公開形式で、杉さんとアシスタントの山口真奈さんと顔を合わせてトークを楽しめた。駆けつけてくださる杉さんのファンの方々が、僕の登場テーマ曲になっているベイ・シティ・ローラーズの『サタデーナイト』に合わせて手拍子してくださる。そして、出番が終了時にはあたたかい拍手をしてくださる。そんなささやかな幸せも奪われてしまったのだから、腹立たしいったらない。
電話だとトークは難しくなる。お二人は透明のビニール越しではあるものの目を合わせていて、そこに割り込むのだから当然ながら間合いが取りづらい。微妙な引きができないため、ついつい押しの方が強くなってしまうのだ。ましてや昨日は最新号について色々と話したい上に、杉さんたら巻頭に書いた志村さんの追悼記事に触れてくださるから余計に力が入っちまったよ。
昨日は番組のテーマを東京にしてくれ、リスナーの方々の思いが多数寄せられた楽しい放送になった。僕は、今回の特集タイトル が本来「さらば、俺たちの東京」として、オリンピック直前で盛り上がっている東京だからこそ、あえて刺激的なタイトルにしたかったのだと話ができた。それと荒川区で生まれ育ったことでの、東京との関わりについても触れた。渋谷、原宿、六本木のようなハイソサエティタウンに縁がなく、上野、秋葉原、御茶ノ水の少年だった。おっと、荒川区民の名誉ために言っておくが、すべての区民がそんなわけではいい。ナウでヤングなヤツは通っていたはずで、シティライフを満喫したはずだ。
僕のコーナーでの選曲は、記事に合わせてはっぴいえんどの『風をあつめて』とYMOの『テクノポリス』にしてくれた。ありがたいことで、今回の特集を2曲で表現するとしたら、これ以上のセレクトはない。僕のトークは目をつぶるとして、最新号の「俺たちが愛した東京」のラジオ版としてはうまくいったと思われる。ちなみに、来月の出番は6月18日になるので、ぜひみなさんおつき合いくだされーっ!!