ガハハを繰り返して10周年 〜大編集後記。

よくぞっ、このようなおバカな時間を積み上げてきたものだ。オフ会といえばちょっとはおしゃれな感じがしなくもないが、なんのこたーない、ただの呑み会である。呑みニケーションをこよなく愛する僕だから、長いこと続けてきたのは否めないが、楽しみながら自然と同世代の方々のリアルを感じられるのは本づくりに生きている(きっと)。

 

この10年で僕はたくさんの友人を得た。職場以外で仲間を求めようとすると異業種交流会とかになるのだろうか。最近ではSNSで繋がってオフ会でリアルなコミュニケーションに発展させるなんてのをよく聞く。同じバイクに乗っている者同士のコミュが盛り上がって、僕が主催するバイクイベントで顔を合わせるなんてうれしいアクションもよく聞く昨今だ。がしかーし、『昭和40年男』読者はさすがで、リアルで繋がってからSNSに行くのだ。

 

リアルとバーチャルで大きな輪を作っていくことは、創刊当時に掲げたテーマでもある。そのハブに『昭和40年男』がなりたいと思って様々な展開を続けてきた。秘密基地はその大切なひとつで、当初は10年後には武道館で開催だぜと叫んでいたが、どうやらそれにはもうちょいと時間がかかりそうだ。動員は劇的に伸びるわけでなく、地味に開催を続けている状態ながら、僕が提唱するガハハをみなさんと〜ってもよく理解して参加してくださる。規模でなく中身を求めているようにも感じられてしまうかもしれないが、どっこい大きな輪にすることを諦めずに頑張っていきたい。

 

浅草で始まった秘密基地が、10年の間にこれだけの支店を増やせた。現在は全部で6拠点である。これを増やしていきたいとの願いを込めて、今回は豪華に1ページを使って(いつもは1/2)アピールさせていただいたのだ。それぞれの支店の第1回目の開催を掲載した。どの地にもいい笑顔があって、込められた心がある。開催に向かっていった苦労だってなかったわけでないが、そこもみんなガハハで乗り越えてくれた。僕個人にとっても大切な歴史であり、人生に大きなプラスになったことは間違いない。時節柄今は開催を見送っているが、再開した日にはきっとドッカーンと大騒ぎになるだろう。もう間近に迫ったその日の、新しい出会いと旧知の方々との再会を楽しみにしながら、ガハハを絶やさず過ごそう。なっ、同志たちよ!!

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